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アーチボルトが戦争で人を殺す描写があります。人が殺されたりするのとか苦手そうな方は読まない方がいいと思います!内容的にも飛ばして支障はないので!よろしくお願いします!


正義をおこなって生きてきたと信じて疑わない。もし間違っていたとしても、過去のことなのだからどうしようもない。……ので考えない。


悪いことをしたことがない、などと胸を張って言えるわけではないが、不当な行いを気持ち良く行うような悪人でもない。快楽殺人者でもない。


だから、誰になんと言われようと思われようと、冷たい人間だと思われようと、このまま変わらず生きていくだけだ。アーチボルト=エインズワースはそう思って生きてきたし、今もそう思っていた。


それでも生きてきた人生を振り向けば、殺してきた者たちの亡骸なきがらが後ろに点々と転がっている。


それでも一生、きっと自分は正しいことも正しくないことも、全ての行いを背負って生きていくべきなのだ。




アーチボルト=エインズワースは18歳の時、貴族学校を首席で卒業した。卒業学科試験では、歴代で3番目となる全教科満点という記録まで打ち出した。


剣術でも学問でも、いつも貴族学校の全体で一番だった。自分が優れていることは分かっている。自惚れではなく、自慢でもなく、そう思うことで安心していたわけでもなく。ただ事実として、アーチボルトは他者よりも優れていることを自覚していた。


はじめて習う語学も誰より早く習得できたし、数字にだって強く、物覚えもよく。腕力や動体視力だって、他人より努力して鍛えずとも人並み外れて優れていた。周囲はそんなアーチボルトを天才だと賞賛し、一般的に見てそうなのだろう、とやはりこれもアーチボルトは理解していた。


アーチボルトは昔、両親に対して〝なぜ自分は他の人間と違うのか?〟と尋ねたことがあった。そして両親からは、この家の人間の血は、人間と、人間でないものが混ざり合っているからなのだと教えられた。アーチボルトと同じく血を引く父の特殊な力についても教えられた。


そう、人間でない……実体ですらない、神という概念の血が混ざっていると。


昔、気まぐれな女神が人間の男を気に入ったらしい。


その男の妻に女神が寄生して産んだ存在が、エインズワース家の先祖にいたという。それがエインズワース家における呪われた神の血のはじまりであり、その時生まれた子どもが歴代唯一の半神半人なのだった。


それにしてもその女神、男を騙して性交渉に及んだ挙句に出産までするとは、と思い出すたびにアーチボルトはなんだか嫌な感じがする。でも、神話の神は結構自分勝手な話が多いし、そんなものなのだろうかとも思った。


それに、それを自分と関係あると認めてしまうと、自分が酷く卑しい存在に思える気がしたからだった。そして、この血を引く全ての家族も。その夫や寄生されて出産に利用された妻には悪いが、そうは思いたくなかった。


父に聞くに、半分が神の血である純粋な半神半人は不老不死だが自分たちは神の血が薄まってきており、歳をとるのは遅いが寿命は一応あり、怪我や病気の治癒能力は高いが、大怪我をしたり感染症になれば死ぬ可能性もあると聞かされた。


そして不老不死の半神半人がミサカツキに住んでおり「この世界が一度滅びて更地になる前の、昔、科学が発達していた地球の状態」をも知っているのだとも聞かされた。その人物に実際に会ったのは、ロイスと共に旅をはじめてからだったが。


エインズワース家の厳重に隠された書庫には、そうした昔の地球の資料のコピーがたくさん眠っている。植物図鑑とか、各国の辞典だとか、中にはお料理本や漫画まである。


そして今、この世界はあらゆる神によって管理されており〝世界が滅ぶほどの兵器が作れるような科学の発展や人間の知識の進歩〟は神たちによって止められているらしい。


だからアズライト帝国が出来てからでも少なくとも千年以上が経っているのに、まだこの世には電気製品のひとつも開発されていないのだ。そして、これからも作られることはない。人間は進歩できないし、そうして世界は平和を保っているのだ。それが良いことなのか悪いことなのかは分からないが。


その時、エインズワース家の者は生まれた時から自分のつがう相手が本能で分かるのだとも聞かされた。自分の母は、父のその本能の力で探し出された人間で、アーチボルト自身もいつか自分の花嫁を自分で分かる日がくるのだと。


それを聞いた時、アーチボルトはまだ7歳だった。


その頃のアーチボルトは比較的に現実主義者であり、理屈に沿わないものは受け入れがたいと考えるような大人びた少年だった。


しかしその数年後、王都で開かれたパーティでロイス=メイリーを目撃した日。


ああ、そうか。相手があの女の子だとこんなにはっきり感じ取れるのはやはり、科学なんかじゃ説明がつかないことなのだろう、とアーチボルトは理解したのだった。世の中は科学や仕組みだけで理解のいくことばかりではないのだと。


だが、初めてロイスと出会った日は、別段ロイスに恋をしたわけではなかった。相手がロイスだと分かっただけで、自分の父も祖父もそうして〝会ってそうだと分かった相手〟と結婚するのだと聞いたから、自分もそうしようと決めただけだった。


だからロイスの居場所を感じ取れたところで、結婚に至るまでわざわざロイスに会いに行くこともなかった。ロイスにお守りを渡しに来た時も「普通は結婚相手のことは愛しているものだし、愛している相手が長旅をすることになるのだから心配するのが普通だろう」と判断してのことだった。


そう〝すべきなのだろう〟というのがアーチボルトの全ての行動原理だったのだ。


アーチボルトが初めて人を殺したのは、19歳で軍隊に入り、海軍に配属された時だった。国のことを考えるのは公爵家の跡継ぎとして当然と思ったし、公爵家を継ぐにしても、軍隊の中のことなどを実際に入って知っておくべきだろうと思ったから入った。軍隊には自分から志願し、公爵の息子だからと最初から高めの役職につかされた。


だがそれも当然のことで、ここで「経験もないのに急にこんな役職できません」などとは言わなかった。公爵家の自分が志願すれば、まず普通の兵隊なんかに配属されるわけはないと理解していたからだ。


アーチボルトは自力で部下をまとめ、圧倒的な戦闘能力の強さで周囲を認めさせた。金持ちの七光りと思われるのは癪だったのだ。


初めての遠征で海を越えた先の大陸の、小さな国に着いた時。その小さな国はアズライト帝国の植民地だったのだが、偶然にも他国が攻めてきて戦争となった。


アーチボルト含め、その時は戦争になるなど予測もしておらず新たに配属された新人が多く、また、相手国には地続きの大陸であるという地の利があったため一時は劣勢になっていた。


しかし、それもすぐにアズライト帝国が優勢になった。アズライトでは鉄の加工が発達していたので、落ち着きを取り戻した兵たちは高度な技術で作られた切れ味の良い剣で冷静に交戦した。もちろん、剣の切れ味がいいだけで剣の腕を格段に上げるわけではなかったが。


アーチボルトは先陣を切って大勢の敵兵を打ち倒していった。多くの敵兵がアーチボルトを恐れて逃げ出すか、苦し紛れに民家に盗みに入った。


アーチボルトはまずはじめに、剣で切りかかってきた若そうな茶髪の男を殺した。男はアーチボルトの鎧の肩あたりを思い切り剣で殴るように攻撃してきたが、ちっとも痛くなかった。アーチボルトは剣を横に持つと、思い切り左に振って男の首をね飛ばしてしまった。


あまりに首から血が勢いよく噴き出すもので、初めて見た時アーチボルトは本当に驚いた。


〝人間とは本当に、こんなにも簡単に死ぬものなのだろうか?自分は悪夢でも見ているんじゃないだろうか?〟


まるでゲームで敵を倒した時のように、本当に簡単に、花を手折るように。切りかかってくる敵は皆、腕か足か、それとも首かを失って倒れていった。


鎧の隙間から飛び散った血が目元にかかり、アーチボルトはその場に立ち尽くした。もう十人以上は殺したというのに、どうしてこうも罪悪感がないのだろうか?


自分は冷たい人間なのだろうか。襲いかかってきたということは、相手にもこちらを殺す意思があったのだろうとアーチボルトは思っていた。だから自分が相手を殺しても悪く思う必要はないと。


「よくも親父を殺したな!!」


後ろから怒鳴られてアーチボルトが振り返る。どうやら、敵兵の子どもが戦闘に着いてきていたようだった。


小さい子どもがそのままアーチボルトに切りかかってくる。足に小さめのナイフが思い切り刺さった。アーチボルトはそれを見下ろし、攻撃されたからと思って少年の後ろ襟を掴んでぽいっと投げ捨てた。


別段殺す気は無かったが、少年はよろよろと立ち上がると近くの建物の壁に頭からぶつかって倒れ、打ち所が悪かったようで死んでしまった。近寄って脈を確かめると、動いていなかったのだ。


アーチボルトはそれから、自分の足に刺さったナイフを抜いて呟いた。


「勝手に死ぬな」


自分の足からも血が流れているのを見て、ふと自分は何をしているのだろうか、と思った。悲しいような、虚しいような、はたまたどうでもいいような。


そうして立っていると、少年がぶつかって勝手に死んだ建物から悲鳴が聞こえた。なんとなくその民家に入ると、敵兵が女を襲おうとしていた。こんな状況でまで性欲がわくものなのか?と思いながらもアーチボルトはその敵兵の頭をまた、なんのためらいもなくはねた。


地面に首がごろっと転がり、服を半分剥がれた女が悲鳴をあげる。助かったんだからいいじゃないか、家はまた掃除すれば。アーチボルトはそう思いながら、女に何も声をかけずに建物を出た。


向こうではまだ大勢が戦っていて、剣の交わる音や喧騒が聞こえる。


剣の持ち手が返り血でぬるりとして気持ちが悪い。


やけに景気良く晴れ渡った空も気持ちが悪い。


だが、きっと自分はこの戦争という行為のこの〝気持ちの悪さ〟をも理解しなければならないのだともアーチボルトは思っていた。


戦争は悲しいことだから繰り返してはならないとか、そういった価値観の大切さは書庫の本でも読んで学んだし、頭ではこんな野蛮な戦争が馬鹿げているとは思う。


でも、ここも含め今の世界は全て発展途上国なのだ。人々は植民地にされれば搾取され、奪われ、虐げられる。アズライト帝国の植民地は比較的優遇されていて、幾らかの税は取るものの住人たちの生活は安定していた。だからここは「この世界ではマシなほう」なのだ。


この世界は、戦わなければ殺されるのだ。


本当に強い兵器があって、どこかの国がそれで人々を脅して支配すれば、それが抑止力となってこの愚かな殺し合いは止まるのかもしれない。でも、銃すら開発されないこの世界では核のようなものなど生まれるはずもない。もちろん核兵器など、出来ることなら生まれるべきではないのだが。


世界中の人々が皆勉学を平等に学び、同じように争いが愚かであることを学べば旧世界での地球のように、部分的にでも平和な国が出来るのかもしれない。


だが実情として何も知らない無知な国民たちは、数少ない〝勉学だけ学んだ馬鹿な貴族〟に支配されるがまま言うことを聞き、あるいは悪意を持って戦争を好む一部の王侯貴族の命令で、自分勝手に殺され、消費されていくのだ。


情報や知識、考えることを平民には教える環境にないのが、まだまだこの国にとっては課題なのである。


……そしてアーチボルトは、戦場の中心にあって人の首をはね飛ばしながらも、なにも感じずそんなようなことを考えていた。


アーチボルトにも、こんな自分は人間性に問題があるのかもしれない、というのは分かっていた。人殺しが悪いことだなんて、そんなのは当然の倫理観だからだ。考えるに、家族や友人は殺せないだろうと思う。だが敵兵は殺しても何も感じない。他人だからなのか、敵だからなのか。


……いいや、いいや。


そうではない。そうではないのだ、とアーチボルトは思った。


あんまりにも簡単に死ぬから、殺せるから〝人間を殺した〟という実感がないのだ。


そう、まるで〝ゲームで一回通常攻撃してみたらスライムを倒せた〟ような。そんな気軽な殺人だったのだ。〝ゾンビゲームでマシンガンを撃ちまくっている時〟くらいのレベルでのハンデがあったのだ。アーチボルトに、普通の兵士が勝てるわけは無かったのだ。


あまりに弱くて人間を殺した気がしない。


そこに居たのが今の、多くの経験を積んだアーチボルトだったなら。さらに、あの時の戦争が突然の事態ではなかったのならば。


きっと雑兵なんかは放っておいて一番上の人間を探し出して人質にとるとか、一番被害を少なく済ませることが出来たのだろう。でも、その時は思いつかなかった。


自分は冷たい人間だ。


殺しても、どうしてもその実感がない。もし自分が子どもを殺したのを見ても、ロイスは本当に気にしないなんて言えるのだろうか。アーチボルトは、時折そう考える。


でも、子どもを殺したことだけは鮮明に覚えているあたり「殺す気のなかった殺人」に対しては少なからず罪悪感を感じているのかもしれない。本人にすら、自覚はないが。それに、そもそもその子どもが死んだことすらアーチボルトが殺したことに当たるのかすら分からないが。


今のアーチボルトは、ロイスのことが誰よりも好きだ。だから嫌われたくはないし、軽蔑されてまた結婚から逃げられたくもない。だが、いつかこの〝無関心さ〟や〝他人の痛みへの鈍感さ〟故にロイスに愛想を尽かされる日が来るんじゃないのだろうか、ともアーチボルトは思うのだ。


殺した人間は、前に進むために踏み越えてきた。だから仕方ない。それは分かっている。


弱い者たちは虐げられて蹴落とされて、歴史の中に消えていく。この世界の記録媒体など紙にインクか何かで文字を書くくらいだから、紙が風化するなり焼けるなりすれば、もう1つの村の記録すら簡単に消えてしまう。そこに生きた人間たちの名前の1つすら、誰も覚えていない。


そうやって消されていく人間たちのことはできる事なら守らなければならないし、弱いものから奪い殺すことは許されないことだと思う。


だが、自分が殺した名前も知らない敵兵たちは、その〝弱いもの〟ではなかったのだろうか?


自分は結局のところ、本当に国民たちを幸せにすることなどできるのだろうか?


自分が優しい人間でないのに?


「では、この家族は4人とも固めてこの街へ。それから……」


森に住んでいた難民たちを他の地へ送るのは、まあ、いい事なのだろう。だが根本的な解決にはならない。目の前に落ちたゴミを拾っても、道行く先はゴミの溜まり場だらけ。


ロイスにも、これからきっと迷惑をかけるだろう。


アーチボルトは、この頃はそんなことを考える。森でロイスに殺人を止められてからは更に悩んだ。


今だって、もっと長くロイスと楽しく旅をしたいと思っている。それはやらなければならないことを先延ばしにしているだけなんじゃないのだろうか。


楽しいことだけやって、戦争のことも自分の異常さも全部忘れて。


「アーチボルト様、なんだか険しい顔をしてらっしゃいますが。具合でも悪いんですか?」


話し合い、というか指示出しが終わって宿に戻りながら、横を歩く護衛のルドガーがアーチボルトにそう尋ねる。アーチボルトは「なんでもない」と言おうとしてやめ、ルドガーの方を見下ろした。ルドガーは、アーチボルトより少し背が低いのだ。


「ルドガー、お前は自分が殺した敵兵についてどう思っている?」


「な、なんですか突然?!」


「いいから答えろ」


横暴な上司に口の端をヒクつかせながら、ルドガーは心底困って唸る。それから、絞り出した答えを頭の中で並べて、話しはじめた。


「うーん……私は殺される覚悟があって戦場に臨んでいました。それは相手も同じだと思います。うちの国に喧嘩売ってそこそこ戦えるような国なら大国ですから、自分から志願して試験受けて軍に入ってるんでしょうし。


そして相手は偶然死んで、私は偶然生き残った。それだけです。殺した敵兵に対しては何も思いませんね。今は、妻や子供のためにも国を守らなければならないと思っていますし。相手もそれと同じです。運が悪かったか、良かったかって。ついてるなって思います」


ルドガーにとって敵兵は、戦地においては平等に命を奪い合う相手であり、間違っても殺してしまって悪かった、などとは考えないのだ。仕事に誇りを持ってやっている。


国を良くするために軍を学ぼう、なんて理由で戦っていたアーチボルトとルドガーでは、軍隊におけるそもそもの考え方、感覚が違うのだ。アーチボルトは、少し自分を恥じた。


こういうことを物怖じせずに冷静に言えるから、ルドガーを一番の部下に選んだのだとも思い出した。


「……そうか、なるほどな。相手が本気で向かってきたのに〝弱い者を殺した罪悪感〟なんて持っているほうが失礼だな」


「ええ?!あんなに殺しまくってたのに罪悪感持ってたんですか?!」


「い、いや持ってない……持ってないのがおかしいのかと思っただけだ」


「おかしくないですよ。でも本当、アーチボルト様はロイス様に会ってから変わりましたよね。仕事ばっかりで、常に冷静で国が命!って感じだったのに」


「ロイスは私に合ってると思うか?」


「そっ……そうですねえ、あの人はなんといいますか、妙なところで肝が座っているというか……ぴったりだとは思います。それにアーチボルト様が思っているより、その、お強い方だと思いますよ」


そう、物理的に。


アーチボルトの言葉に、ルドガーは急にモゴモゴと言葉に詰まったようだった。当然、ロイスが実は化け物並の怪力の持ち主であることはルドガーしか知らず、口止めをされているので主君にだろうが告げ口はできない。将来的には自分の仕える相手の1人になるわけだし、恨みを買いたくないのである。


弱い者かあ、とルドガーは思う。たしかにアーチボルト程強ければ、相手が〝弱い者〟に見えるのかもしれない。だが戦争で強いものが弱いものを殺すのは、弱いものいじめ、なんかとはわけが違うのだ。


アーチボルトは変な人間ではあるが、尊敬できる部分が多いと日々ルドガーは思う。今、こうして部下に馬鹿正直に質問をし、納得すれば頷いて考え方を学び、取り入れる。公爵の位にありながらも素直に人の意見も飲み込めるところが、ルドガーにとってはすごく尊敬できるのだ。


「ロイスと結婚する。国も守る。お前や他の助けも必要だ。戦場ではついてこられたが、これからもついてこられるか、私に」


「ええ。私はあなたに選ばれるほどに優秀な兵士ですので」


「っは!はは、言うな」


なんと、ロイスにしてもルドガーにしても、自分はなかなか、いや、実に人を見る目がある。アーチボルトはそう思いながら、少し笑った。


今日は空が晴れている。




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