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当世妖怪気質~妖怪と暮らすということ~  作者: 剣月しが
おまけ ~宿主たちの幻のような日々~
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第五話 無機物の思考 <プロローグ>

 ここは、どこなんだろう。



「――」



 音が鳴っている。



「わたし――」



 誰かの声のような。いや、声なのだろうか。



「私、ひと――」



 誰かの声が、遥か遠くから聞こえている。



「私、動かなくても、動けるの」



 誰かの声が、徐々に近づいてくる。



「私、外に出なくても、外に出られるの」



 誰かの声が、はっきりと聞こえる。



「私、見ることができないものにしか、見ることができないの」



 誰かの気配を、すぐ耳元に感じる。



「私、今あなたの――」


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