表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/28

3

新年あけましておめでとうございます!

それからの僕の生活がどうなったかというと、簡単にいうと魔法具屋に行き魔石を購入してガチャをして、

換金できるアイテムをお店で売り払い、また魔石を購入してガチャをするというような、ガチャループの生活を行っていた。

さすがに、エクスカリバーとか人目についてはいけないようなものについては、カードのまま家の床下に封印を行っていた。


URのカードは、最初に魔石ガチャをやっていらい見ておらず、普段はよくてもSRどまりってところだが、回数だけはこなしているので、いまでは床下にエクスカリバーがダース単位で眠っている。


昔は、エクスカリバーを手に入れた勇者のお話などを聞いてドキドキワクワクしたものだったが、今では、ドラゴンを倒した、伝説の勇者に大変申し訳なく感じる次第だった。


ガチャを10回(+ボーナスの1回)回すのにに必要な魔石を買うには、大体銀貨4枚くらいだが、1回のガチャで得たアイテムを売り払うと、大体黒字になる。


僕は、永久機関のように、ガチャをしては、アイテムを売り払い、魔石を買ってガチャをする。ガチャをしては、アイテムを売り払い、魔石を買ってガチャをする。

ガチャをしては、アイテムを売り払い、魔石を買ってガチャをする。ガチャをしては、アイテムを売り払い、魔石を買ってガチャをする。

ガチャをしては、アイテムを売り払い、魔石を買ってガチャをする。ガチャをしては、アイテムを売り払い、魔石を買ってガチャをする。

ガチャをしては、アイテムを売り払い、魔石を買ってガチャをする。ガチャをしては、アイテムを売り払い、魔石を買ってガチャをする。

ガチャをしては、アイテムを売り払い、魔石を買ってガチャをする。ガチャをしては、アイテムを売り払い、魔石を買ってガチャをする。

…………

…………

…………

…………

…………


使えるカードもどんどんたまっていき、お金もたまり、こんな生活が永遠に続くかと思っていた。


しかし、ある日


「兄ちゃん、もう勘弁してくれ」


魔法具屋の店主の泣きによって、僕のガチャ生活は突然の終了を告げたのであった。

最初は、1日に10個といったような購入をしていたのだが、今ではお金も、マジックバック(容量:大)すらもっており、1日に購入する魔石の数も200個を越えるようになっていた。


魔法具屋の魔石は、迷宮に潜った冒険者が拾ってきたものを買い取っているのだが、片っ端から僕が買っていくので供給が間に合わなくなったとようだ。


「兄ちゃん、毎回買い物をしてくれるのは大変うれしいのですが、うちは魔法具屋で魔石屋じゃないんですよ?

こんなに大量に買って何をされているんですか?大量に取り扱うなら本来商業ギルドを通してもらわないと……」


そんな魔法具屋の追及から逃げるようにして、僕は自宅へと帰ってきた。


これは少し困ったことになった。

魔石を手に入れる方法は、購入するか、自分で手に入れるかの二通りしかない。

これからも購入をするのであれば、今度は、魔法具屋の主人がいうように、商業ギルドに所属して取引を行っていく必要があるだろう。

とはいえ、僕は商人としての経験もないし、海千山千の商人たちとやりあっていくことは正直現実的ではない。

コネのない新人の商人なんて、ケツの毛まで毟られて放り出されるのが落ちだろう。


そうすると、自分で迷宮に潜って手に入れるしかないという選択肢になる。

冒険者は、一獲千金のチャンスもあり、若者がなりたい職業ランキングで断トツの一番である。

僕も小さなころはあこがれたものだったが、運動もそんなにできるわけではないし、自分のことをよく知るにつれて、そんな夢は抱かなくなっていた。


「冒険者か……」


そうつぶやいて、目の前に積みあがったカードの山に目をやる。


「うん、いけそうな気がする」


一話が短くてすみません(--


明日は、正午あたりに投稿する予定です。


気に入っていただければ、ブックマーク、評価などしていただけるとうれしいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ