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今日も短くてすみません。。。

エリザベスは、こんなに小さな体をした少女なのに、魔王だという。実際にさっきから話も通じずに、攻撃を受けているが、悪意があって攻撃を仕掛けてきているようには見えなかった。

僕からみると、すごい強い少女だけど、自分の仲間を強く思う優しい子で、彼女が悪者だとは全く思うことができなかった。


人と、魔族とは、もう1000年以上争っている。魔族は悪、学校でも必ず習うことである。でも、本当に彼女が悪なのだろうか?


球体がさらに大きさを増し、彼女が、すこし苦悶の表情を見せる。残りの時間が少ないことがわかる。この攻撃を放ったら、僕の身体はともかく彼女が死ぬことになる。


この優しい彼女が……


僕にはもう考えている時間がなかった。


「君は……」


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シルビアが、魔王城の小間使いたちを連れて、近くの草原に避難をして間もなく、魔王城の一角から先ほどの、エリザベスのエンドオブワールドの光とは比べ物にならない光がほとばしり、魔王城の裏にあった山々の一角に突き刺さった。


光が消えた後には、中腹からえぐられて、山とはもう言えない無残な姿が広がっていた。


「エリザベス様……」


残されたシルビアには、エリザベスの無事を祈るしかなかった。

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「どうして……」


いま、魔王城には、僕とエリザベスの二人が先ほどと同じ姿のまま、向かい合っていた。


「わたしのカタストロフィが……」


彼女は、これまで見たことのないような、驚きと困惑と諦めの入り混じったような表情をしている。自分の命を懸けた攻撃というとおり、きっと彼女がその攻撃を打つとその命を失うのだろう。そうであれば、その攻撃を撃たせなければいい。

そういう結論に達した僕は、初めて自分から彼女、いや、彼女の上の球体に向けて攻撃を放ったのだった。


その威力は、自分でも信じられないもので、魔王城の壁を突き抜けて、その奥にある山々の一角を丸くくりぬいてしまっていた。


われながら口がぽかんと開いてしまうような光景だったけど、僕はなんとか平静を取り繕った顔をして、こういった。


「これで、僕にはかなわないってわかったでしょ。僕の勝ちってことでいいかな?」

「……そうね、わたしの負けね」

「じゃあ、一つ約束してもらっていいかな」「わかったわ、わたしはあなたの妻になるわ」

「えっ?……いやそうじゃなくて……」


それからが大変だった。


ストックがとうとうなくなり、自転車操業に突入しました。。。

ランキングに乗れてる間は、なるべくなんらか更新できるようにがんばりたいと思います。


読んでくださってありがとうございます。

お気に入り、評価いただいた方ありがとうございます。


このまま細々やっていければいいなーなんて思ってます。

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