バトル!!2
正志「はっ! 頼、息上がってんじゃねーのか?」
頼「言ってくれんじゃん! そういうお前の方が、ヤベェんじゃねーのか?」
正志「確かに、マジで多いな。こいつは流石にきついわ」
頼「よっしゃ! そしたらここからは、俺の出番だな! 後のモンスターも数知れてるみてーだしよ!」
正志「ふんっ! 俺もまだやれるぞ。お前に負けてられっかよ!」
頼「俺達も目茶苦茶だよな。話しながらバトルなんてよ」
正志「はは、マジ言えてる。でも、やっぱ俺ら強くなったって事じゃね?」
頼「だったらいいな! っとラスト1匹頂き! ………はぁ、はぁ、どうだ、思い知ったかバケモノ共め! 俺達は、この辺りじゃ負け知らずなんだよ!」
正志「あ〜あ、最後持ってかれた。ショックでけー!」
と軽口を叩きながらも、二人は草むらに倒れ込んだ。
頼「はぁ、はぁ、なぁ、正志、そろそろ、この、装備じゃ、ちょっと、ヤバくねー?」
正志「はぁ、はぁ、そうか? 俺、は、まだ、いけるぜ。なんてたって、伝説、装備、だぞ!」
頼「ははっ。言ってろ。俺は、マジで、ちょっと、装備、考え、直すわ」
正志「せっかく、刀、見つけた、ばかり、なのに、か?」
頼「これは、………ふぅ! これは、これからも使うさ。でも、俺も複数装備を考えようと、思ってさ」
正志「なるほどね。やっと俺の偉大さが、分かったと」
二人は、呼吸が落ち着いてから立ち上がると、お互いの顔を見て笑いあった。




