バトル!!
「お〜い! 正志! 今日も行こーぜ、モンスター狩り!」
正志「おいおい、頼また行くのかよ」
頼「あったり前じゃん! 今日こそは負けねーからな!」
俺の名前は、神崎正志。で、このハンティングに誘ってきてるのが、親友の栗原頼。
俺達は、ほぼ毎日このハンティングで、どちらが多くの獲物を倒すことが出来たか、競争をしている。今のところ俺が19勝5敗で勝っているのだが、頼にはそれが気に喰わないらしい。
頼「当たり前じゃねーか。散々、お前に負けてばっかの俺じゃねーぞ。今日からは、もう負けねー。なぜなら…、こいつ、こいつがあれば、もう絶対に負ける訳がねーからだ」
正志「おっ、またまた何か秘策か? 毎回飽きないねぇ、お前も。今回の秘策は何だ?」
頼「おっ! 興味あり? じゃあ、教えてやるよ。今回は、これ。って言っても電話じゃ見えねーか。刀だよ刀。家の蔵の中を、何かいい武器はねーものかと探し回ったら、出てきたよ。やっぱこういう時は蔵だねぇ。ゲームとかなら、武器屋なんだろうけど、そんなんねーしな」
正志「刀! うそっ! また物騒な物見つけてきたねぇ。これは、俺の最強伝説も終わりかねぇ。なーんてな、そんな訳ねーじゃん。俺のこの最強装備が負ける訳ねーての」
頼「へっ、言ってくれんじゃねーか。よし、今から勝負だ! すぐ行くから逃げんじゃねーぞ!」
正志「あっ! おい! 今からって。……ってもう切れてるし。しゃーねーなぁ、じゃあ俺も装備の準備するか」




