蔵には…
頼「クソッ! 何もねーじゃねーか。おっ! この箱は、期待出来そうじゃねーか。やっぱ、蔵は最高だね。正志、これが家の格の違いだよ。へへっ! ……では、どれどれ………って、……何じゃこりゃぁ! ばあちゃん! ここは、物置じゃねーんだぞ! クソッ! 期待して損した。……また振り出しかぁ。はぁ。………つーか、もう止めだ止め! もうねーわ! ……どうしよう。……………だ〜〜! 何も浮かばね〜! ……そうだっ、……技だ、……何か技をいくつか覚えたら、新しい武器を手に入れるより、役に立つんじゃねーか? ………よーし! 燃えてきた! へっ! やるぞ! やってやるぞ! よーし! よーし! よぉ〜し! 善は急げだ、今からやるぞ! ………でも、何もない所でやってても、何も思い付かなさそーだな。……うしゃ! 狩りしながら、考えてやる! よしゃ! 行くぜぇ!」
頼は、技の習得を目的に家の外に飛び出して行った。
正志「おう! 頼! どこ、行くんだよ」
頼「えっ! あっ! 正志? どしたのさ」
正志「なんか暇だからさ、何か新しい武器でも見つけたかなと思ってさ。なんとなく来てみた。なんか邪魔だった?」
頼「いや。邪魔じゃねーけど………、あのさ……正志、新ウェポンなんだけどさ……、家の蔵ん中探し回ったんだけどさ、……見付からなかったんだわ」
正志「ん? そか。じゃ、どーすんだよ。やっぱ刀だけでいくか?」
頼「るせっ。しゃーねーじゃねーか。……でも、ただ振り回してるだけじゃダメじゃねーの? って思ってさ。今から、実地訓練兼ねて技を覚えに行ってくるぜ!」
正志「そかそか。じゃ、俺も一緒に行こーかな。もし、ヤラレちまったら後味ワリーしな」
頼「また二人で大暴れか? 懲りないねぇ君も。ははっ!」
正志「じゃあ、行くか!?」
二人は顔を見合わせると、ダッシュで駆けて行った。




