お寿司屋さん!
「遠山様ー。お待たせいたしました!お席へご案内いたします!」
やっと私達が呼ばれた。
席に座ると、お腹が空いてるせいか、回ってるお寿司が宝石の様な輝きを持っていて、とても美味しそうにみえた。
「お父さん!私、イクラとウニと!・・・。」
「分かった、分かった。今取ってやるから待ちなさい。」
「フフ。ホントに未希はあわてん坊なんだから。」
ガヤガヤしているお店の中だったけど、その中で家族で食べる食事はとてもおいしい。
皆でご飯を食べて、お寿司屋を出て、私は車の中で知らない間に眠ってしまった。
「あなた、今日はお疲れ様でした。」
「時子や未希と家族で楽しめてよかったよ。やはり、家族がいいな。」
「このまま、未希が大きくなっても俺達の傍にいてくれたらいいんだけどな。」
「あなた・・・。フフ。気が早いわよ。まだまだ未希は私達の傍にいるわよ。」
「そうだな。」
うっすらだったけど、お父さんとお母さんの会話が聞こえた。
その日は、とても楽しかったし、お寿司は美味しかったし最高だった。
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平日、学校の日だ。
私は学校で昼休みに友達と昨日の事を自慢した。
子供だった私は周りから見て他愛もない事かもしれないけど、とても大きな事みたいに感じてエッヘンと胸を張って友達に自慢した。
まぁ、話を聞いてたら、友達も私と同じ様な内容だったので、何だかなぁって思ったけど(笑)