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思い出の始まり
小さい頃から夢だった。
「大きくなったらお嫁さんになって幸せになりたいの!!」
小さい頃、毎日お父さんとお母さんに言ってた・・・。
もう少ししか生きられない・・・。でも夢が叶った・・・。幸せだ・・・。
お父さん、お母さんが、そして将人が私を心配そうに見てる。
「大丈夫だよ。まだまだ・・・。」
そう言ってるつもりなんだけど、声が上手い事でない。
生まれてからお父さんとお母さんに色々苦労かけたりして、そして将人と出会ってこうやって
、私と結婚してくれた。
でも、ごめんね。
本当はずっと一緒に生きたかったな・・・。
お父さん、小さい頃から娘として育ててくれてありがとう。
お母さん、娘として怒ったり色々女としての生き方を教えてくれてありがとう。
将人・・・、私と最後まで居てくれてありがとう。
だんだん頭がボーっとしてきてあの頃の記憶が鮮明に蘇ってくる・・・。