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詩集

Fade/Exist

作者: 蒼山詩乃

祝福

をただ

繰り返し

告げる鐘に

夢を壊す少女

作り上げた幻想

御終いが始まりに

途切れ途切れそうだ


   一人


雨で濡れた感情さらし

いつも通りに乞う街の中

崩れた自尊心曖昧な証明法

視界からいつもブレる人の姿

目の前を通るのは奇声しかない


   (Existence)


色彩を求めた存在も消えてゆくの

どこかの果てまで歩けるならどうか

この身を傷つけてしまいたい今すぐに

感覚すら忘れていつまでも眠りにつくよ


      (Color)


痛みを味わうため自分自身を刺し抜いても

私はわからないわからないわからなくてもね

息を止めて首を吊るふりしてもう誰も見てない


       (Silent)


泣いてしまってもしょうがないよね、と慰めても

私の一番欲しいモノは箱には詰まっていないからさ

全てを諦めて生きてきた意味も何もかも亡くしてゆくの



 Silent Night,Holy Night

Why is pain? Why isn't hope?

What is existence? What is color?


I want to ……?



「Happy End……?」


試験勉強の合間に書いたものをちょこちょこ修正したら、遅すぎるクリスマスっぽいものになってしもうた。だけど後悔はしていない。

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