【プロットタイプ】どうせどっかしか悪いから
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
キレそうマジで。誰かに。ではなく、自分に。
ふとテレビを付けると、女性の体調の変化について取り上げられていた。体調の良い日は十日間しかない。ホルモンバランスの乱れによって、左右される。今少し制度を整えなくてはならない。そんな言葉だった。
けれども人間何時如何なる時でも万全な状態なんて、ある筈がない。其れは別に女性に限った話ではないだろう。
今、非常に気持ちが悪い。重力が1.5倍になり、胃がムカつく。吐くか、吐かないか。そんな瀬戸際の状態が、大きな振れ幅を作り出して揺れていた。けれども取捨選択をすれば耐えられない事は無い。
・無駄に愛想を売らない事。
・人様の独り言を拾わない事。
・自分の世界に没頭する事。
この三点が守られていれば、耐えられなくはない。健全な状態のまま一日を終える事が出来る。大丈夫。今少しの辛抱だ。
「お、サブレだ〜」
そうですね。
「〇〇さん、明日は来れるかな〜」
さっき連絡入ってましたよ。
拾わなくては駄目なのだ。ご機嫌取りをしなくては、後の私が苦労する。けれども今の私はとてもそんな余裕なんかなくて、奥歯で歯噛みをする。
別に人それぞれ、体調の変化があると思っている。女性に限らず、何処かしら悪いなんて事は男性にだってあるだろう。だからこそ、多少私の声が低くても許して欲しい。
「千房さん、ここなんだけど」
分かってた。話がしたいって、その為の独り言だって。でも今は其れを抜きにして、率直に言って欲しかった。
「はい。ただいま」
鏡花が家に帰って来た。何時もの『ただいま』の挨拶は無かった。どうやらそれで電池切れを起こしたのか、ソファに突っ伏す。周期的に良くない状態らしい。
「生きてるか?」
「生きてはいる……。ごめん、あと十秒待って……」
突っ伏す程に具合が悪いなら休んでいろ。と前に話したが『それだとフルに瑠衣たんの負担になる』と鬼気迫る形相で言われたので、言い方を変える事にした。これで時間制限が設けられたのなら、過度に干渉しない事にしている。
そうしてきっかり十秒後、むっくりと起き上がると、帰ってからの片付けを始めた。
「今の気分は?」
「見ての通りゴミ。でも少し我慢すれば動ける程度」
ゴミと返すぐらいなら、相当不味いはずだが。だが必死に物ごとを成し遂げようとする人間を止める気は無い。
「女性に限った話じゃないんだけどさぁ、健康体な日なんて極僅かじゃない? だから別に、『今の私は』気遣わても大丈夫」
全てが汚い話。言葉使いも、内容も。
なんでも許せる方向けです。
マジで自分にキレそう。
いきなりゲボりそうになるなよ。
先週早退したばっかなのに。
あと有給は幸せに残すって決めてんだよ。
※体調不良で使わないという事。
なんだよ。秒針ガチっ、ハンドルガチって。
テレビでやってたんです。
『女性が万全なのさ十日間だけ』だって。
でも別に男性全ての人が『毎日ウルトラ健康体。スーパーハッピー』って訳でもないじゃないですか。
男性だって、どっかしら痛い。どっかしら気持ち悪い。どっかしら違和感がある。
どっかしら悪いっていうのは、別に女性に限った話ではないと思うんですよ。
それはそれとして更年期の症状ってどうすれば収まるかな。動悸が止まらないよ。