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小説家になろう×スターツ出版文庫大賞向けあらすじ
主人公は榎本聖。高校2年生。自分の父親とは血が繋がっていなかった、そして好きになった子が実の妹だったという衝撃の事実を知り、初めて人生のピンチを迎える。
だが、父親が書いた母親との出会いや結婚までの経緯の自叙伝を父親から渡され、それを読み進めながら、ピンチを家族や友人に支えられながら乗り越えていく。そして、好きだった子の友達、椎野桃子の健気な想いに触れ、新たな恋心を抱くようになる。
初めはショックなことが立て続けに起き、全てが嫌になっていく主人公の聖だが、家族からの信頼や愛情、支えてくれる友人や女の子の存在により、よりみんなとの絆が深まり、起きることは全てが必然で何もかも幸せに向かっていくためのものだということを知る。そして、嫌いだった自分のことも認められるようになり、前に進んでいく成長の物語。誰もがみんなかけがえのない存在なんだということを伝えたい作品です。