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十七話

なんと珍しく今日は時間的余裕があったのでちょこっと更新しました。

「お前たちは、私たちの国と、それから冒険者を敵に回したんだ。」


私は彼らに伝わるようにゆっくり、はっきりと言った。


「な、なんで・・・?」

「お前たちの起こした魔物の反乱で、一体何人が負傷し、家を破壊されたと思う?どれだけ国民が迷惑したと思ってる?お前たちには償いきれないほどの人数だぞ。冒険者だってそうだ。彼らは自ら最前線に立ち、負傷し、仲間を失った。それだけのことをしたと、なぜわからない?」


今回の魔物の反乱、被害は最小限に食い止めることができた。が、最小限とはいえ負傷者や死者はもちろんいたのだ。

我が国だけで負傷者、五万人、死者、342人。

こいつらのくだらないことのせいで彼らは命を落とした。

そんなこいつらを、私は許さない。


「そ、そんなことになるなんて知らなかったんだからしょうがないだろ!!」


私は足でそいつの腹を蹴り反対側の壁まで飛ばした。


「な、に、を・・・!」

「お前の理論で言うならば、そんなにお前が怪我をするだなんて思っても見なかったから、しょうがないだろう?」


そいつは急に顔を真っ青にさせて震え出した。

なかなか面白いな、こいつの顔芸。


「まぁ、私は優しいからな。君たちを裁くのは魔王陛下にお任せしようじゃないか。せいぜい、彼が優しいことを期待しなさい。」

「わ、我に丸投げしていないか?」

「甘くしちゃダメですよ。」


それを聞くと魔王はキョトンと首を傾げた。


「そうなのか?ルーカス殿。彼らも十分反省してるようだし、いいのでは?」

「いけません。少なくとも無償で復興作業をやらせるべきです。」

「そうだな。ついでに、それが終わったら魔王、お前のところで働かせたらどうだ?うん、我ながらいい案だ。」


大した働き手にはならないだろうが、罰としては十分だろう。


「それが相応・・・なのか。わかった。そうしよう。ならば、復興作業が終わるまでは貴殿の管轄にしていただけるか?」

「あぁ、いいよ。あぁそうだ、安心してよ。罰を受けるのはこの場にいる君たちだけでいいからさ。」


下っ端には罪はないしな。


「じゃあ、改めてよろしくね。元大司教殿たち?」

「もし、われらに逆らった場合、喪族たちの供養として生きたまま魔獣の餌にしてやろう。」


魔王はそういった。

彼らは顔を真っ青にさせ、無言で首を縦に振った。

やるじゃないか。

こうして教会への殴り込みは無事?終わったのだった。

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