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十五話

城に行き、魔王たちを私の部屋に入れ、防音結界をはった。


「さて、魔王ダグラス。詳しく教えていただけるかな?」

「もちろんだ。」


魔王が説明するにはこういうことらしい。

ある日を境に部下たちの様子がおかしくなっていった。その部下たちには人間からの接触があり、調べてみたところその人間は教会の人間だった。また、密偵に調べさせてみたところ教会がここ最近慌ただしく動いており、何かが大量に運び込まれていた。念話で報告を受けていたのだが密偵が言うにはその何かに近づいてみると急に体調が悪くなり、念話先が騒がしくなった。密偵が人間に捕まったらしい。


「なるほど、な。」

「陛下、その何かというのは魔香では無いでしょうか。」

『あり得ると思うぞ!』


どうやら今回のスタンピードは教会のせいらしい。


「ルーカス、教会をつぶしに行こう。大義名分はある。教会のせいで我が国が滅びかけたんだ。潰されても文句は言うまい。」

「そうですね。」

「つ、潰して平気なのか?あいつらも同じ人間だろう?」

「「同じ?」」


私とルーカスの声が被った。


「何をおっしゃるかと思えば。」「何を言うかと思えば。」

「同じなわけないだろう。」

「そうですよ、国を滅ぼそうとしたのですよ?奴らは。」

「情けをかける必要もないだろう。」

「さっくり皆殺しにするのも優しさですよね。」

「そうそう。苦しまずに済むよう、一瞬で殺してやるんだ。一生感謝されても足りないくらいだ。」


ルーカスとはだいぶ気があうらしい。

まぁ、間違ったことは言ってないだろう。

一生かけて償わせるだなんて残酷なことをせずに一瞬で殺してやる方が奴らも幸せだろうしな。


「待て待て待て、なぜそう過激なのだ。我々より人間の方が恐ろしいではないか。」

『魔王よ、こやつらは少し特殊なだけだ。人間全てがこうなわけではない。』

「そうか、少し安心だ。」


良くわからないがなんだか失礼なことを言われている気がする。どこが恐ろしいんだ。こんなに優しいことばかり言っているのに。


「ほら、無駄口叩いてないで行くぞ。」

『どこに?』

「教会に、だ。殴り込みにな。」

「面倒なのでとっとと教会のトップに会いに行きましょう。」

「ふむ、向こうのトップに会いに行くのか。確か人間は偉い奴に会う時には何か土産を持っていくんだったな。何がふさわしいんだ?こちらの特産品でも良いのだろうか。」

「いいんじゃないですかね。」


なんか、魔族の方にこっちの文化が間違って伝えられている。土産じゃなくて、多分それ賄賂のことだよな。

気にしないでおこう。


『テレポレーション』


私たちは教会の本部にとんだ。

我が国に手を出したんだ。二、三発殴っとかないとな。

次回、教会本部に殴り込み!・・・にする予定です。

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