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異世界転移組"日本"  作者: ぱいちぇ
第1章〜異世界転移〜
1/20

混乱

こんにちは!anananaです。小説を書くの初めてでダメダメなところがあるかもしれませんがどうか目を瞑ってください!お願いします!私としても精一杯頑張っておりますので応援よろしくお願いします。


【あらすじ、お話し→お話】その日は突然訪れた。

2021年1月1日に突然日本全土を軽い地震が襲った

地震なれしている日本国民からすればいつものことだがこの日は何かがおかしい

いつもなら皆少し地震の話題になった後別の話題に変わるのだか今日は違ったのである

それは地震の直後突然全日本国民の頭の中に誰かが


「頼む」


と、男性か女性か分からない声で語りかけてきたことだ

当然皆混乱した。そして全員が

「今誰か喋った?」や「今何か聞こえた?」

と疑問を持った。

その日から日本は変わり始めたのである。



首相官邸 総理執務室

2020年12月31日23時58分


「正月だというのに隣国は困るなぁ...」


「あともう少しです。この書類の件を終わらせたら帰りましょう。」


「そうしよう。頑張るか...」


政府首脳陣は先日起こった中国漁船と海上保安庁との衝突事案に対して対応していた。

中国政府が漁船人員に対する日本国のなんたらかんたらと政府発表をしてきたため日本の左翼団体から批判を食らっておりとても面倒な事案となっている。

政府首脳陣が頭をかかえている時にそれは起こった。


「なんだ?地震か?」


「そうみたいですね。かなり小さい地震の様ですが新年早々怖いですね。」


「あぁ全くだ。軽い地震だから問題ないと思うが念のため各省庁に問い合わせて被害を確認してもし何かあった場合は各省庁で対応させておくんだ。」


また面倒な事が起こりそうな予感がしたのか総理はため息を吐いた。


「了解しました」


地震が止んだその時である。


「「...」」


「今何か喋ったか?」



東京都 南鳥島 海上自衛隊基地


「今なんか聞こえたか?」


「なんか変な声で『頼む』って言われた気がする」


「俺も『頼む』って聞こえたぞ」


「え?本当か?一体なんだってんだ」


彼等は夜番で取り付けられたばかりのレーダーサイトを確認しながら今起こった不可解な事について話していた。


「ほんとだな..ん?なんだ?レーダーに反応があるぞ」


「なに?正月の夜にこんなところまで来るのは怪しいし..それにかなり小さいな..念の為上に報告しておこう」


そして2人は自衛隊東京地方本部に連絡を入れた後指示を待つのであった。



東京都内のとある家庭


「お父さん今頼むって言った?」


東京都内の一般家庭でも『頼む』と何者かに言われ皆混乱していた。


「ん?お前が言ったんじゃないのか?」


「言ってないよ...じゃあお母さん?」


「私も今頼むって聞こえたわよ?」


「じゃあ誰が喋ったんだ?...まあそれよりこれなんだが...」


皆少し『頼む』と言われた事についての話題を喋ったあといつも通り正月を楽しもうとしていた。



大阪府内のとある飲み屋


「おいおいまじかよ...」


飲み屋に付いているテレビで新年にやるライブ中継が新年と同時に電波が悪くなりテレビには

『ただ今電波が非常に悪くなっており視聴者の皆様に大変ご迷惑をお掛けいたしますが原因が分かるまでこの番組を一時中止させていただきます。』

と2次元のお姉さんが謝っている写真と共に写してあった。


「それに『頼む』ってなんだよ...ついに幻聴まで聞こえはじめちゃったのか俺?人生これまでか...」


この男性は海外との取引で大損したばかりであり上司にこっぴどく叱られて落ち込んで飲み屋で飲んでいた時に『頼む』と言われたのだからそれはもう言うまでもなく絶望感に浸っている事であろう。



福岡市内の会社から帰宅途中の車


「あっれ〜おっかしいなぁ、インターネットが繋がらないぞ、、もうこのままだとドキドキブラザーズイベントに1番乗りできなくなっちゃうよ、、」


この男は残念そうに言った。

彼は新年ちょうどに始まるゲームイベントを1番にクリアしようと意気込んでプレイしていたが急に電波が届かなくなってしまったのである。


「まあ新車かっこいいから満足しているからいいか...ってあれ?ナビ壊れてるのかな?GPSが受信できない?この現代日本でこんなにずっとGPSが受信できないわけないだろ、、はぁ俺はものすごい不幸だな、ゲームイベントは接続不良でできなくなるわ新車のナビは壊れるわ『頼む』とか幻聴聞こえたりで散々だ...帰って飲むか...」



とある天体観測所


「む?北極星が消えたぞ?」


今日は新年だがとても空気の澄んでいた日だったので星を観測していた。

妻に怒られているのでもうそろそろやめようかと思っていたら急に北極星が消えたのである。

これは天文学者として見逃せるはずもなくそのまま観測を続けた。


「な、なんだあの星は?周りに青い光の渦が巻いているぞ?急に星が現れたのか...?いや全ての星が知らない星だ。これはなんだ?地球がどこかの宇宙に移動でもしたのか?そんな事はないと思うがそうじゃないと...」


「あんた!正月くらい観測するのをやめたらどうだい!」


「今ものすごいことが起きてるんだ!だからもうちょっと待ってくれ!」


彼はとても興奮しながらそして少し地球の未来を心配しながら観測を続けてレポートを書いていた。



東京都 総理執務室


『頼む』と誰かに言われて1時間ほど経った頃...


「...まず何が起こっているか整理しようか。」


「はい。まず海外との通信が一切途絶えました。」


「う〜ん、隣国さんからのサイバー攻撃の可能性はないのか?」


「国内同士の通信なら通じますのでおそらくサイバー攻撃の類いではないと思います。」


海外との通信が突然遮断されたとのことだった。

通信全てが駄目で、他の国の政府とは電話すら不可能。他の国にサーバーがあるWebページ全てが繋がらないらしい。

一方、国内は問題がないようで、それは電話が成立していることからも分かる。

各県庁との連絡もできていて、国内にサーバーがある場合であればインターネットも通じるようだ。

理由は分からない。


「ふむ、それも大変なんだが次は?まだまだあるだろうから重要な事だけを言ってくれ。」


「はい。2つ目に全ての人工衛星からの通信が途絶えたことです。

そして最後が星が変わったことです。

星が変わったというのは位置などが変わったのではなく元々存在したはずの星が消え、今までに見たこともないような星が急に現れたと全国の天体観測所から連絡がありました。」


「もしそれが本当なら内閣解散レベルだな。」


「総理。今は責任追及よりも情報を集めるべきです。自衛隊機に韓国方面、北方領土方面、中国方面に偵察に行かせるべきだと思います。

今回の災害を理由に言い訳ができるので何が起こっているかさらに周辺の旅客機や船舶にも日本に一度戻ってくるように言いましょう。」


「うむ、そうだな。すぐに出動させろ。そして...」


「割り込み失礼します。1つ報告です。南鳥島の海上自衛隊基地のレーダーに反応がありましたが...」


「が?が、なんなんだ?」


「実は、そのレーダーに反応があった艦が南鳥島まで接近してきたのですが...それがその時の写真です。」


「これは帆船じゃないか...これは本当の写真なのか?合成写真ではなく?」


「はい本当です。総理にこの事態に対する対処を伺いたいです。」


「...見たところかなりボロボロのようだから海上自衛隊の船で接近して救助してあげるんだ。そして事情聴取を実施しろ。」


総理はかなり困惑していたまるでここが地球ではないどこかなのではと思い始めていたからである。


「了解しました。」



韓国方面に偵察に向かった偵察機


「...なぜもうそろそろソウルに着きそうなくらい飛んだのに朝鮮半島すら見えて来ないんだ?」


朝鮮半島に向かった偵察機は津島から韓国が消えたと連絡もあり向かっていたが本当に朝鮮半島が文字通り消えていた。


「分かりません。私には一体どうなっているのかさっぱり...」


「うむ。私にもさっぱり分からん。そうだな今回は朝鮮半島が確認できなかったとして基地に帰るぞ。」


「了解」


南鳥島 海上自衛隊基地


そこには現代日本では絶対に見ないであろうボロボロの帆船があった。

海上自衛隊の艦船が救助しに行ったところ船内のものは全員倒れており、乗り込んだ海上自衛員達は死亡していない者達を自衛隊艦艇に運び帆船と共に基地へ戻った。

船員はひどい状態で脱水症状や飢餓など様々な状態であった。ただ自衛隊員が必至に看病していた。そしてその努力が報われ1人のとてもがっしりとしたいかにも強そうな男が起き上がったのである。

その男は開口一番に...


「ここはどこだ!?」


と大声で叫び周りを驚かせた。そして何よりこの男が日本語を話すことに隊員達は驚いていた。

なぜかというと明らかに乗組員全員がヨーロッパ系の見た目をしているからである。なので英語を話せる隊員を同席させていたが日本語を喋れるならありがたい。

そこで1人の自衛隊員が話しかけた。


「ここは医療施設です。日本語がお上手なんですね。あと少し質問をさせてもらってもいいですか?」


「ニホンゴ?あなた方は一体?」


「我々は海上自衛隊です。あなたは?」


「カイジョウジエイタイ…?ま、まあとりあえず助けてくれた事に礼を言う。そして私はカンドロス王国出身のロイ・ダン号の船長であるサイドスだ。

船で物資を運んでいる途中に嵐にあってしまってそのまま気絶してしまったようで気付いたらここにいたのだ。」


「ふむ、なるほど...サイドスさんそのカンドロス王国とはどこですか?」


「なに?カンドロス王国を知らないのか?

随分と知識がないようだな?私が助けてくれたお礼に教えてあげよう。」


「ありがとうございます。」


そして分かった事がある。

まずカンドロス王国は500年前に先国王が建国を宣言した国である事。

そしてその国では魔法が栄えている事だ。

それについては嘘だと皆が思ったが魔法を見せてくれと隊員が言うと彼が魔法陣を描きなにやら呪文を唱えた後に空になったコップに急に海水が何もない空気中からふってきたのでので皆とても驚きながらも半信半疑でサイドスの言っている事を信じた。

だがここで疑問が生まれた。


ここはどこだ?と


最後までお読みいただきありがとうございました。次の投稿日は6月28日(日)に出せたらいいですが6月29日(月)の朝3時とかになってしまうかもしれません。それまでには絶対だします!よろしくお願いします!

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