明日の予定
前回読んでみたら
「短い!?」
と思ったんですけど、また同じくらいの長さになってしまいました。
次回からはちゃんと長くしていきたいと思います。
僕の名前は木下かける。
どこにでもいるような普通の中学生だ。
最近、というよりつい先ほど、
驚くべきことが起こった。
この町から人が消えたのだ。
(正確には世界くらいの規模の可能性もある)
事が起こったのは今日の午後3時ごろ。
僕が塾のトイレで居眠りをしていた間におこった。
眠っていて起きたら誰もいない。
起きてこの事態に気付いてからずっと人を探していたが、
いっこうに見つからない。
どうしよ。
**********
トイレの一件から時間がたちもう午後5時になろうとしている。
もう3月で暖かくなってきたと言っても、
さすがにこの時間は冷える。
日も少しずつ暮れてきた。
状況整理をして、早めに行動しなければ、
手遅れになってしまう。
「トイレで居眠りしてたら、人が消えていた」
「探し回っても人っ子一人いない」
「持ち物は...食料と呼べるのは飴玉のみ」
「寝る場所は今んとこは家でオーケー」
「教科書とかは...特に使いどころはなし、と」
「人が消えた理由は分かってない。頼れる人もいなくて」
「お金は小銭が少々。って誰もいないのに使えんのか」
「いや...自販機とかでは利用できんのか...」
「.................」
色々と混乱することはあったが、
数十分間自問自答することで大体の状況は分かった。
ライフラインの安定的確保は厳しいと思われ、
食料や生活必需品もなし。
つまり、絶体絶命であるということだ
**********
「人が消えた理由...。まさか、ドッキリとかないだろうな...」
日がかたむき、ますます暗くなる午後8時。
かけるは自分の家に戻っていた。
疲れていたため、ベットに倒れこんだが、
眠気の中、なんとかこの現象について考える。
「いや、ドッキリならスーパーに店員さえいなかったことの説明がつかない」
かけるがスーパーに行ったときは人はどこにもおらず、
レジや商品が無防備になっていた。
ドッキリというには仕掛ける側の意図が分からない。
そして心配していたライフラインは
家に帰ってみると普通に機能していた。
うれしい限りではあるが...
「電気やガスの供給は予想に反してまだあるみたいだな」
「外に人がいると考えるか、もうじき止まってしまうかもと悲観するべきか...」
「なるべくポジティブにいきたいのは山々だけど、最悪の想定もしないとな」
そう、ライフラインはいつ止まっても
おかしくない状況である今
止まったときの対策もしておかないといけない。
「電気は、乾電池とかで代用できんのか。ガスは...火を使うのなら特に問題はないが、
風呂とかは当分入れないかもしれないな」
「てか、乾電池でも代用できるとは限らないしな。それにしても...」
今の状況にあまり驚いていない自分に思わず苦笑する。
トイレを出たら誰もいないなんて
普通なら発狂してもおかしくない。
それでも冷静に状況を整理し、
生き残る手段を模索できている。
「ありがたくはあるが、少し気味が悪いな」
「明日また考えて、今日はとにかく寝よう」
いつ入れなくなるか分からない風呂に入り、
カップラーメンを食べ、明日に備え今日は寝ることにした。
走り回って疲れていたため、
意識が急速に失われようとしていた最中。
「そういや.....トイレでなぜ俺は寝たんだ...。まず寝ることはないはず...なのに...」
一つの疑問を残しながら、そこで意識は失われた。
初心者で読みにくいかもしれませんが、結末まで一応考えているので
最後までお付き合いしていただけたら幸いです。
更新はなるべく早くしたいと思っています。
*かなり話数が短くなる予定なので気楽に読んでいただきたい(>_<)