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浮世噺  作者: 齋藤昨夜
9/13

机の下の怪

受験勉強ね。

もうそんな時期なんだねぇ、一年ってのは早いものだ。

私は高校受験しかしていないけど、君はしっかり大学入試を受けたんだろう?

そう言えば、受験勉強の間に聴いたラジオでこんなお便りが紹介されていたよ。


『私は今、中学三年で高校受験を控えています。

だから、夜遅くまで受験勉強をしているのですが、先日おかしなことがありました。

私はいつも椅子に座り、机に向かって勉強をしています。勉強している間、足はぶらぶらと地面に着いていない状態なので少し寒いです。

先日もそんな風に足をぶらぶらとさせて勉強をしていると、いきなり足首が冷たくなりました。

足ではなく足首です。

足首だけが急に冷たくなったんです。

私はびっくりしてしまい、その場から動けませんでした。

机の下で一体何が…?とただただ不安と恐怖に駆られて、今までよりずっとずっと寒く感じました。

長い間そんな状態が続いて、私は耐えきれなくなりました。

私はついに机の下を覗いたのです。


「あ」


目が合いました。

二人してそんな声を出しました。

机の下にいた彼女は、何かにすがるように私の足首を掴んでいました。』

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