表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

8/67

7 折れた剣と仲間の援護



  まず3人に狙いをつける。

「スキル神風&疾風」

 神風は五倍速くなるスキルで疾風と合わせることにより八倍に上がる。

 ただしこの合わせスキルを使うと一日スキルと使うことができなくなる。


 八倍の速さに達すると敵の動きがスローモションに見える。

 銃から吐き出される銃弾も野球ボールが飛んでくるときの感じみたいな速度に見えてくるのだ。


 雅一は銃弾をよけつつ、銃弾を一つ切りそのまま1人の男を首ごと切断する。


 もう1人の男には、片手でグラッチを抜き3発撃つと1発が顔に当たりそのまま倒れる。

 最後の1人が銃弾を至近距離から撃つがしゃがんで避けふたつ銃弾を切りながらそのまま首ごと切る。


 なぜ雅一は首や顔を狙うかと言うと胴体などには、防弾もしくは防刃チョッキなどを装備しておりダメージが少ないと考えたからだ。

 首を切るときの感覚はとても嫌なものだと雅一は感じる。


 残りも数人ちょいに減ってきたところで後ろからサイドポニーの子がUMPでリズムよく撃っている。

 UMPとは、サブマシンガンで軽さと凡庸性に優れた銃だ。



 それをリズムよく撃つことによって二人に当たり他も一時的に動けない状況が出来た。

 たとえ一瞬であっても雅一にとっては長い時間でその際1人に近づきグラッチを撃ち一人を倒すと隣にいた兵にもグラッチをおみまする。

 目測5メートルぐらい離れた兵から放たれた銃弾を一気に5発分を切る。


 1人を突き刺し、残り4人と装甲兵員輸送車2両が残る。

 装甲兵員輸送車から銃弾の嵐が降ってくる。

 それを回避しきれない分を剣で銃弾を切っていたら。


 両刃剣から嫌な音が鳴り響き、

「えっ!」

 使っていた剣の剣先が見事に真っ二つになってしまった。


 雅一は頑張って素材とお金を集めて作った剣にものすごい愛着があったのだが壊れてしまってショックを受ける。

 しかし、戦場は無常なものでショックを受ける暇もなく銃弾の嵐が降り続く。

 さすがに何発かは、かすりはしたが致命傷を負ってはいなかった。

「まずいな……」


 雅一がピンチな時に、

突然装甲兵員輸送車の射撃手に銃弾が降り注ぐ。

1人は頭に直撃し倒れてもう1人は後ろから忍び寄ったキリによって切られる。

「おぉ!!」

 カノンたちの姿を視認する。

 残り4人もカノンとシマリが放った銃弾により沈黙する。

 アヤネが装甲兵員輸送車の運転席に座っているNPCを引きずり出しナイフでバッサリ切ると戦いが終了した。


「サンキューなみんな!」

 雅一は命を救われたのに感謝をする。

「まったく、とんだ荷物を見つけたかも」

 カノンが毒づき。

「あれだけの人数でよく飛びこむような無茶をしますね。あなたはバカなんですか?バカ!?」

シマリが怒っているのだがどこか心配そうな感じで言う。

「まったく、そういう子。意外に好みよ」

 アカネが雅一に近づく。

「それより、二人とも大丈夫!?」

 近づいてくるアカネを無視する。

 雅一の胸がドキドキしたのは男なので仕方のないことだ。


2人は建物から出てきた。

「ありがとう」

「ありがとうございますわ」

 お礼を言う。

「2人とも名前は?」


 茶髪のサイドポニーの女の子がまず最初に言う。 

「私はシノミ。フリーの傭兵。そして、こっちの子が……」

 シノミが紹介しようとしたときに金髪のロングのFPSには似合わないお嬢様なような女の人が口をはさむ。


「私の名前は、確か……ヒ・メでよかったでしたわよね?美夏ちゃん!?」


「わぁーーわぁーー、本名言っちゃダメ!!」

 慌ててシノミがヒメの口をふさぐが時すでに遅く全員に聞かれる。


 カノンがふざけて、

「よろしくね!美・夏・ちゃん!!」

 そう言うとシノミが顔を真っ赤にした。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人気投票を開催中です。ぜひやってみてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ