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12 弾幕支援 弾幕張る時には狙撃銃で

トリック1 カノン

    2 サキ

    3 シノミ

    4 シマリ


スター 1 シグレ

    2 雅一

    3 カエデ

    4 シモハル


 ☆

~トリック~

 飛び出した挙句、目の前にはAK-47が黒く光っている。

 ビルの前には、パッと見で20人程度がいた。

「障害物に隠れて、撃って!」

 カノンが叫んだと同時に、敵も気づき銃の引き金を――

 引いた。


 そのまま、4人はレンガの花壇の後ろへと隠れる。花が植えられているのだが、銃撃によって、花が舞う。

「反撃!」

 カノンが叫ぶと同時に、サキ達も顔を出して、抵抗を試みる。

 銃弾がコンクリートに当たり、砂嵐を作って行く。

「どうするの?」

 サキがM27 IARを撃ちながら聞く。その間、シノミとシマリは弾倉を交換していた。

 AK-47のバナナ型の弾倉が辺りに散らばる。

「こちらトリック1、援護を頂戴!」

 この声共に、

『伏せて!』

 無線で急に言われて、

「みんな伏せて!」

 この言葉で、

 伏せると、

 爆発音と共に振動が伝わった。



 ☆

~スター~

「ビルの下に集まって……4人とも出てきた」

 ビルの上からリアルタイムで戦場を覗き見ている。

 まだ、AK-47による銃撃のみで、手すりなどに当たっているだけなので敵の攻撃の心配をする必要はなかった。

「手榴弾でも使いましょう」

 シグレが4発の手榴弾を出してくる。

「破片の嵐だ」

 スコープで狙っていたカエデも手榴弾のピンを外すのを手伝う。

「伏せて!」

 無線を通して大声で連絡する。

 2個を落として、

 もう2個を落とすと、

 下の方で爆発音が聞こえた。

「これで、ましかな?」

「もちろん」

 そのまま2人は一息つく暇もなく、スコープを覗いた。


 ショットシェルが落ちていく。

 弾が切れるとすぐに一発ずつリロードしていく。その時に雅一が援護をして、M4を撃っていく。

 じりじりと後退を繰り返し、反対側に近づいて来ている。

「これで、ショットガンの弾がラスト」

「まじか、こっちもあと2つしかない」

「それなら、進むわよ」

「はいはい」

 手榴弾を敵が投げてくるのだが、すぐに投げ返す。

 爆発と共に机が数個吹き飛ぶ。それでも銃撃は止まずにいた。

「ラスト!」

 最後のショットシェルを吐き出してM1014を捨てる。

「もったいない」

「そのもったない根性がだめなの。戦場はネルソン精神で、撃って撃って撃ちまくらないと」

「そうですか」

 シモハルはすぐに敵が落としているAK-47を取って銃撃を再開した。

「こっちも弾が切れた」

 雅一はM4を捨てずに腰の後ろ側に引っかけた。

「なんで、捨てないの?」

「俺は典型的な日本人で、もったないからだ!」

 そう叫びながら、サブ武器のMP7を手に取る。

「シモハル、この銃をつかえ!」

 そう言ってシモハルにMP7を渡す。

「俺は、AK-47で頑張るから」

 落ちてるAK-47を取って撃ち始める。

「サンキュー」

 シモハルは上手にキャッチしてMP7を丁寧に単発ずつ撃っていく。

 2人は机の下で合流して、MP7の弾薬をすべて渡した。

「弾倉が4つ」

「まぁ、なんとかなるでしょ。それじゃあ、いまから突っ込むから援護して」

「まじで」

「いくよ!」

 雅一の了承も取らず飛び出したので雅一はため息をつきつつ援護する。

 そんな一進後退の戦闘が行われていたときに下の階では、



 ☆

~トリック~

「ちょっと、敵おおすぎ!」

 レンガの花壇を盾にして防戦一方。上からは狙撃の支援があるだけ、まだましだった。

「さっきのダメコンは!?」

 サキがそのことを確認した次の瞬間、隣の花壇が吹っ飛ぶ。

「なに!?」

「RPG持ってるやつが2! それに…………何あれ?!」

 RPGを持っていた敵は狙撃によって排除。しかし、もう1つ道路の先に物体が見えた。

 全長が3m近くある。

「このゲーム。ロボットでも出てくるの」

 シノミが冷や汗をかきながら隣にいたカノンに聞く。

 どう見ても人型だった。それがゆっくりとこちらに来ている。

 銃撃音などで築かなかったのだが、重く低い音が響いている。それが徐々に大きくなっていく。

「出てこないはず。というより2010年代が設定なのに出てくるの?」

 カノンも驚いていた。

「とにかくここにいても何もわからない!」

 サキが驚きを隠すためにあえて大声で言う。

「それなら、ビルの中に入りましょ」

「でも、囲まれるんじゃ」

「どのみち囲まれてるし、それに救援がもうすぐで来るから、ヘリで着やすい所じゃないと!」

「それなら、わかった」

「わかりました」

「それしかないね」

 3人の了承も得て、カノンがMK48 Mod0の弾倉を交換する。

「これで、最後の弾薬。よし、それじゃあ行きましょう。次の合図で行くわよ」

「了解」

「了解です」

「わかった」

「こちらトリック1、いまからそっちのビルに走りこむから援護よろしく!」

『こちらスター1、了解。そっちにマサとハルを行かせたから合流して』

「了解」

『幸運を祈る』

 無線が切れる。

「それじゃあ、行くわよ!」

 4人が走り出す。それと同時に上から何回も銃撃音が聞こえる。

これは、弾幕狙撃支援といって通常においては一発必中を志すのだが、今回の場合は音などで脅かしたりして弾幕を張ることにおいて特化している支援なのだ。

狙撃弾の弾幕によって敵が手を出せないでいる。

何とか4人はビルの中に入る事が出来て、階段を上がって行く。

上では銃撃音が響いていた。

どんどん近くなっていって、人の気配がした。

「おわりよ!!」

「ストップ!!」

 MK48 Mod0の銃口を向けるとそこには雅一の頭があった。

「マサー」

「マサー、じゃないわい! 殺す気か!」

「ごめんごめん」

「俺は銃口を向けられる趣味はないんだけどな」

 カノンに続いて3人が上がってくる。

「みんな! 無事だったんだね!」

 シモハルがみんなとの合流を喜んだ。

「ハル、爆破して上に逃げるぞ!」

「わかってるって」

 シモハルが階段のC4を爆発させて、上へと向かった。





あえて、行を詰めて書いてます。

それで、読みにくくなった方がいるかもしれませんが、この書き方を続けていきたいと思います。


今後ともよろしくお願いします。

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