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1 離してもらった銃と衝撃の事実

「あなたは、何者?」


 雅一は動けないでいた。

 たとえ当たっても死ぬわけではないのだが。

 VRMMOは、実際に少しの痛みを感じる。

 痛覚に、電気信号を送って擬似的にダメージを与えるのだ。

 RPGや、他のジャンルは低めで設定されているが。

 FPSは若干高い。

 頭に撃たれるということは結構痛い。

 そう思っている雅一は動けないでじっとしていた。


 やがて、相手が話しかけてきた。

「もう一度聞くけど、あなたは誰?所属を言いなさい。」

「俺は、ただの通りすがりの英雄で…」

 銃を頭につけられた雅一はビビる。

最後・・のチャンスをあげるは、あなたの名前を教えなさい。」

 最後のという部分に過剰に反応した雅一はあきらめて、


「俺の名前はミノマサだ。本当はRPGにログインしたはずがこんなとこにいてたまたま襲われているあんたを助けただけだ!」

 早口に一気にしゃべった。

 ミノマサと言うのは、ゲーム内での名前で、ただ名字と名前の最初を合わせただけの普通の名前だと雅一は自負しながら言った。


「ミノマサ……聞いたことない名前ね。あなたぐらいの強さなら有名になっていてもおかしくないのに、しかもファンタジーなのに…」

 ファンタジー凶というのは、FPSの世界でいかにもRPG的な服を着てナイフなどを武器にして戦う奴らの事だ。

 RPGの中にも、ミリタリー凶がいて、迷彩服や銃っぽい武器を持っている。

「だから、言っているだろ!RPGにログインしようとしたけど何かここにいるって!」

 未だに銃を頭から話してもらえていない状況から必死に説得する雅一。


「なら、ここのゲームの名前と今の陥っている状況のを知らないのね?」

 ちょっと緊張が和らいだ声で言ったために安心しつつ雅一は言った。

「あぁ、もちろんだ。たぶんお前たちの敵にもならないだろうし、攻撃もしない!」

「まぁいいわ。“でも”、手は上にあげたまま!」

 銃は、頭から外されたが、彼女の言うことを聞くことにした雅一は手を挙げたまま振り返った。

「やぁ。」


たしかに、先ほどまで戦っていた女の人がそこにいた。

しかし、彼女は銃をこちらに向けたままだった。

「あの~銃を下ろしてもらえませんか……?」

 弱弱しく下から目線な感じで雅一は尋ねる。

「まだ、私はあなたの事を信用していない。さぁ、MCDを見せなさい。」

「あの~手が使えないと出せないんですけど…」

 雅一は手を挙げたままで腰にあるMCDをとれないでいる。

 「わかったわ。まったくめんどくさい男ね。」

 そう言って、雅一に近づき腰にあるMCDを奪う。

「乱暴だな」

 彼女は雅一の言葉も無視し、銃をこちらに向けながらMCDを触っている。

「器用だ……」

 数分もしたら、雅一の方に向いた。



「本当の事みたいね。まずは、あそこの建物の中に行きましょ。……いい人材をゲットしかも」

 彼女が指をさした建物の中に行こうと歩き出す。雅一は最後の言葉をうまく聞き取れなかったのだ。

「やっとわかってくれた…」

「早くいきなさい。」

「は、はい!」

 雅一はやや駆け足気味に建物の中に入って行った。



 3階建ての中の一階部分にそうとうする所に二人とも入って行った。

 まともな原型をとどめておらずボロボロの建物の中で、彼女は銃を下ろした。


「自己紹介まだだったね。私の名前はカノン。『月下の灯』というクランのリーダーをしている。」

 銃を下ろして、出っ歯ているコンクリートの上に腰を掛けたため、雅一もそうする。

「カノンな、よろしく。それで、今の状況を教えてくれないか?」


 彼女の口から衝撃的な事実を聞く羽目になる。



「ここは、VRMMOFPS、ガン・カウンター・テロと言うゲーム。そして今、命を懸けた“サバイバルゲーム”をやっている。」



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