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秘密のクロマル  作者: はなまる
第一章 小さくなる日々
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プロローグ

三年前に書いた、現代ファンタジー。他サイトのコンテスト応募のために削除した作品です。確か、猫好きが拗れていた頃ですね。恥を忍んで再掲します笑







 鮮やかなオレンジ色の尾を、長く長く引き星が流れた。


 その星は地表近くで減速し、まるで最後の力を振り絞るかのように、一瞬だけピタリと静止してから落ちた。


 目も眩むようなまぶしい光が、またたきながら消えてゆくと、その中心部で小さな影がむくりと身体を起こす。


 夜のカケラのような影は、ひと声だけ細く鳴き、風の匂いを嗅ぐ。夜明けを待たずに降り出した冷たい雨が、その小さな肩を濡らした。


 立ち上がれ、早く。そして、歩け歩け、歩け。力尽きたならば吠えろ。



  声を限りに呼べ。


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