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A Spoonful of…【未来屋 環SS・掌編小説集】

Period

作者: 未来屋 環

 いいひとで居ようと思ったのは、君の所為(せい)

 そう言ってくれた君の所為

 期待をさせてくれた君の所為



 他のひとを目で追っている君は

 きっと、ずっとずっと気付かないだろうけれど



 いつか私のことを思い出した時に

 楽しかった記憶よりも先に

 胸が痛むような

 理不尽な傷痕を君に残そう

 そしてそれを憎むこともできずに

 悪い夢と消し去りもせず

 いいひとである私を心に留めておいて



 それは、あの日君がそう言ってくれたから



 ――今日、私はこの恋に終止符を打つ

昔書いた作品が出てきたので、ほんの少しだけ膨らませて投稿しました。

彼女がどういうピリオドを打ったのかは、読んで頂いた方々の想像にお任せしたいと思います。

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― 新着の感想 ―
[良い点] ラブレターよろしく、この詩をそのまま「君」に贈るのかなぁと想像を。理不尽な傷痕を「君」に残しつつ、いいひとのままの「私」を「君」の心に留めてもらえれば「私」は本望かしら。読ませていただき有…
[一言] 短い文ではありますが、心撃たれました。 個人的な解釈ですが、主人公である子は 好きな人の為にいい人でいようとしたのかなと 読んでいて思いました。 好きな人がいい人、または、優しい人など…
[一言] 怖いです。。(^ ^;) いろいろ想像してしまいます。。。
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