Period
いいひとで居ようと思ったのは、君の所為
そう言ってくれた君の所為
期待をさせてくれた君の所為
他のひとを目で追っている君は
きっと、ずっとずっと気付かないだろうけれど
いつか私のことを思い出した時に
楽しかった記憶よりも先に
胸が痛むような
理不尽な傷痕を君に残そう
そしてそれを憎むこともできずに
悪い夢と消し去りもせず
いいひとである私を心に留めておいて
それは、あの日君がそう言ってくれたから
――今日、私はこの恋に終止符を打つ
昔書いた作品が出てきたので、ほんの少しだけ膨らませて投稿しました。
彼女がどういうピリオドを打ったのかは、読んで頂いた方々の想像にお任せしたいと思います。