第3話 町への道のり
サブタイトルの意味がわからなくて3話目でやっと気づきました。
さてとりあえず【索敵】を使う。
『んんっ!!この付近猛獣が多過ぎ!!』
『えーと町か村は・・・あっちか・・。』
かすかに建物が見える。
『でも遠いな・・・。でも行くしかないか。』
目的地を目指して出発するが猛獣が多過ぎる。目の前を歩いている猛獣に【鑑定】してみると、
地竜
LV 1670
体力 12400
魔力 57000
攻撃 18060
知力 5700
防御 22069
敏捷 6260
『ここは竜の棲家なのか?』
通り過ぎるのを隠れて待っていると足元の岩がお約束の様に転がっていく・・・。
『あっ!』と声を出した瞬間、危機感知が鳴り響く!!
顔を出すと今正に口を開けてブレスをはく寸前!!咄嗟に【アースウォール】!!
目の前に縦横5m程の壁が一瞬で迫り上がった!
『危なかった・・。』と安心してると危機感知が鳴る!
『また上か!!』
【アースウォール】の奥行きも5mあった為地竜を迫り上がった勢いでこちらに飛ばしたらしい!!
すぐさま回避すると、背中から地竜が地面に激突してもがいてる。
すかさず【次元斬】!!
手刀に纏った魔力の刄が地竜の首と【アースウォール】をあっさりとぶった斬った。
『やったのか・・・。』と近くと、首を刎ねた地竜の胴体が動き出した!!
『何で首を刎ねたのに死なないんだ!!』
よく見ると切り口から血が出ていない・・。
【次元斬】・・・。『これの効果か?』
【次元斬】を解除すると地竜が血を吹き出して絶命する。
そしてレベルアップが止まらない・・。
『もっと効果と範囲を勉強する必要があるな。』
『この地竜の死骸売れたりするのかな?アイテムボックスに入れておくか・・。』
なんとか竜の岩場を脱出に成功する。
そして岩場の梺に広がる森へ入った。
『ふー。一息付くかー。』
アイテムボックスから水と干し肉を挟んだパンをたべながらステータスを確認する。
アマクサ ハヤト
種族 超人
LV 1510
体力 12300
魔力 2278000
攻撃 11590
知力 227800
防御 13090
敏捷 11900
【スキル】
鑑定
偽装
索敵
危機感知
全属性魔法
全状態異常無効
アイテムボックス
経験値増大・極
『んー見る度にステータスが凄い事になってるな。町に入る前にステータスを誤魔化しておくか・・・。』
アマクサ ハヤト
種族
LV 10
体力 123
魔力 2278
攻撃 115
知力 227
防御 130
【スキル】
鑑定
索敵
『こんな感じかな。さてと出発しますか。』
【索敵】を展開しながら進んでいると500m先に争っている集団がいた。
近付いて隠れて見てみると若い男女5人が人型のモンスターに囲まれていた。
【鑑定】してみると、
ゴブリンファイター
LV68
体力 357
魔力 152
攻撃 378
知力 15
防御 236
敏捷 157
ゴブリン✖️10
LV 25
体力 147
魔力 100
攻撃 160
知力 10
防御 110
敏捷 123
『はは、弱っ!!まぁ大丈夫だろうな。』
と思い立ち去ろうとすると、
『ぐあっ!!』『駄目だ!逃げるぞっ!』
『お前は囮になるんだよ!!無能がっ!!』
と聞こえてきた。
振り返ると足をナイフで刺された荷物持ちと思われる男の子がもがいている。
男の子にゴブリンファイターが近付いていく。
『このままじゃ駄目みたいだな・・。』
『仕方ないな。』
俺は無造作に出ていってゴブリン達の後ろからパンチを放つ。
一瞬でゴブリン3匹の身体に風穴が空く。
それに気付いて振り向いた時には既に残ったゴブリンに風穴が空いていた・・・。
ゴブリンファイターが何が起きたか理解出来なくてキョロキョロ周りを見ている。
だが既に懐に潜り込んでいる。腹に拳を打つとゴブリンファイターの腹には大きな風穴が空いていた。
倒れていた男の子は痛みも忘れて呆然としていた。
ここは神様の部屋。
3人の神様が腹を抱えて笑っている!
『アースウォールがっ!アースウォールがっ!デカ過ぎるっーーー!!!』
『ヒーッ!ヒーッ!お腹痛い、お腹痛い!!』
『地竜なのにっ!!アースウォールで飛んでったっーーー!!』
『あの次元斬は何?!長さが15mぐらいあったよねっー!!』
しばらく笑い声が部屋にこだましていた。




