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#0 プロローグ

目を開けるとそこはなにもない真っ白い空間が広がっていた。


周りを見渡してみても何も見えない。


こんな空間は現実ではありえない、あってはならない。


「おーい、誰かいませんかー」


試しに声を出してみたが何も反応がない。


とりあえず真っすぐ目的もなく歩いてみようと思い、歩き始めたのだが、歩いている感じが全くしない。


まるで、宙を歩いているような感じだった。


現状、ここから動くことができないため、何故こんな空間に来てしまったのか思い返してみた。


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