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助けてなんて言えない(★)
時が止まる
呼吸は浅く
恐怖の波が押し寄せて
煌めき輝き
消え失せて
生きた心地などありはしない
生きてる
ねぇ
ホントに生きてる?
悪夢の中で続く自問
わかるようで
わからない
感覚鈍る
逆さ吊り
時は止まっているのに 何故
何故 呼吸だけが続いてる
気持ち悪い
キモチワルイ
ナゼ
ナゼ
シナナイノ
助けて
なんて
何度も言った
だけどいつだってそう
手を伸ばす先に
私を助けてくれる人はいなかった
私だってそう
誰かの叫びが聞こえても
力になれることなんてなかった
だって自分が闇の中
助けてもらうにしても
助けるにしても
地上があまりに遠すぎる
助けて
なんて
普段は言えない
言えば悲しむ人がいると知って
ますます言えなくなった
だけど時折
悲鳴が零れてしまう
どうすればいい?
ドウスレバイイ?
どうやら
私
まだ生きてるみたいだから




