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零れる砂、戻らない時(★)


 嗚呼

 私はいつから余裕を失くした



 身体の苦痛以上に怖いこと

 限りある時が零れていくこと


 時は粒子が細かくて

 両手で器を作ろうとも

 ほんの僅かな指の隙間から

 サラサラ

 サラサラ

 流れていくの



 虚ろな意識の私からは

 狂気じみたうわ言が零れる



 嫌だ嫌だ

 時よ進まないで

 せっかく定めた私のルーティンを崩さないで

 巻き戻して

 やり直させて

 死にたくない死にたくない

 何も出来ずに枯れたくない



 嗚呼

 私はいつ立ち止まり方を忘れた



 熱に浮かされ足掻くだけなのに

 こんな状態で進めるはずもないのに

 叱られても

 呆れられても

 諦めきれない

 救いようのない愚か者め


 嗚呼

 自分を労わるすべなど知っていたのだろうか

 もう思い出せないよ


 駄々をこねても時は進む

 ただ一日が終わる前に

 充実という名の輝きに

 指先だけでも触れたかった



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