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報われなかった少年のスローライフ~神様ポイントで加護ゲット!?~異世界で忠犬とのんびりと暮らします。  作者: LostCun


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9/9

挑戦!モンスター肉の調理!!

「もっとスローに暮らしてもいいと思うんだよね」

バウ?

ウリが不思議そうな顔をしている。

「神様ポイントの使い方をさ。何にしようかって話さ」

戦闘力に振る?ウリを強化?それもいいかもしれない。

でも、それだけじゃ何のためにこの世界に来たのかわからない。

「やっぱり、スローライフを送るべきだと思うんだよ」

バウバウ!

「おーそうか!ウリもそう思うか!ってことで……調理スキルと食肉解体スキルをゲットだ!」


いつものアラーム音が鳴る。

ピコンピコン!スキルを獲得しました。


よーし!ウリ!今日は森の方にいるっているつのうさぎを捕まえに行こう!

わんわんわーん!



「行ってきます守衛さん」

「行ってらっしゃいロハンくん」

正門であいさつをして森の方へと歩いていく。

ついでに薪も拾ってこようかな?気分転換になるし。

「そっか……隠れている動物を見つけるスキルも手に入れないとか」

歩きながら神様ショップを見てみる。

「お?これなんかよさそうだな。気配探知ポチ!」

ピコン!スキルを獲得しました。


いやあ、余裕があるっていいことだね。



いたぞ……つのうさぎだ。今日の食材はアレでいいな。

気配を消してそっと後ろから近づく。

「ウリ?やれるね?」

バウ!

小声で話し合う。

左右から同時に飛び出して捕まえる作戦だ。


「えい!ウリ!そっち行ったよ!」

ワオーン!

ウリの体当たりが炸裂した。

バコン!つのうさぎが木にぶつかって跳ね返る。

「やったねウリ!」

わおーん!


「さあ、肉を持って帰ろう。……あれ?解体って道具が必要?ナイフ?」

ショップにあるかな?小刀。

「あった。10ポイントで小刀が買えるみたいだ」

さあ、早速解体しようか。

木に紐でくくった食材を掛けて解体していく。

ザク、ザクザク

迷いなくナイフを入れることができる。

スキルの恩恵はすごいな。やるべきことが次々に達成されていく。

さすが女神さまの加護だ。


「血抜きと解体はこれで完了か。思ったより簡単だったね。さあ、かえって調理しよう」



絵を買った報酬でコンロと炭と食器あとは机を手に入れていた。

「宿の庭先を使う許可は貰ったし、あとは調理するだけだね」

炭に火をつけていく。

「火魔法の魔導書も買ってみようかな?初級があるらしいけど」

非が強くなるまでの時間で下処理をする。

ハーブと塩コショウのシンプルな味付けにすることにした。


鉄板のが熱くなってきた。

「よし、頃合いだな」

お肉投下!

ジューーーといい音を立てて肉が焼けていく。

香ばしさがあたりをゆっくり染めていく。

「匂いで宿の客が起きなきゃいいけど……

まあ、酒場に行けば飯が手に入るのだから勘弁してほしいね」

わんわーん!


「焼けたかな?」

調理用の端で肉をつついてみる。弾力があるね。

肉汁があふれている。食べごろだろう。


食器にウリの分と自分の分を盛り付ける。

今日はパンと牛乳とつのうさぎの香草焼きだ。


「よし。いただきます」

わん!


「もぐもぐ……うん!おいしい!火もちゃんと通っている。

何より触感が良い。新鮮だからかな?肉がやわらかいや」

わんわん!

「ウリもそう思うかー!おいしいね!」


今日はいい一日になったな。

絵画を描くのも楽しいけれど、こういうスローな生活をするのも悪くない。


「効果付きの絵画、かあ。荷が重い気がするねえ」

わんわん!

「励ましてくれるのかい?ありがとうね」

予感がしていた。あんまり有名になりすぎると、仕事に追われる生活になると。

芸術スキルでお金を稼ぐには知名度が必要……

しかし、その名声は商品を作り続けなくてはいけないという呪いになる。

そう思って、以前の世界を思い出す。

「毎日仕事するのには慣れているけれど、この世界ではゆっくり暮らしたいね」

わん!

「ウリもそう思うか」


やれやれ。女神の加護とは言え才能を持つって大変なんだな。

天才の苦悩をちょっぴりわかった気になってみたロハンだった。

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だんだん冒険者になる予感w でもいいかんじーー
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