あのバトルの躍動感を描きたい
「朝だ!ご飯を食べたらキャンバスに向かうぞ!」
朝食のメニューは、ハムとチーズとキャベツを挟んだパンだ。
美味い!
ウリは牛乳に浸したパンを食べていた。
ウリもおいしそうだ。
◇
筆と絵の具を用意する。
今日は魔法の店で買った筆とインクを溶かす溶液を使うことにした。
「思い出せ。あのキラキラとした戦いを。ウリの勇猛な姿を」
スッっと筆を走らせる。
スライムに体当たりをした時の感動を思い出す。
ゴブリンの喉元を噛みちぎった強い姿を思い描く。
ススス……スイー!
「はあ……はあ……完成だ」
傑作だ。と思う。これは……鑑定しがいがあるな。
でも、もうちょっとだけ見ていたい……
「作業の進捗はどうですかな!おお!素晴らしい絵ですな」
「おじいさん!ちょうど、いま完成したところですよ」
「この香り……魔法の絵の具を使いましたな?」
「わかりますか。ウリをもっとよく描きたかったんです」
「2枚目ですな。売り先を考えましょう」
「絵の具が乾くまで少し待ってくださいね」
「わかっておりますじゃよ」
そうだ、鑑定しなきゃ。
「鑑定」
「!?」
備考:凡作。躍動感がすばらしい。
効果:見たもののステータスを一時的に向上させる。
「効果?効果だって?」
「なんと!効果付きの絵画を制作しただと!?」
「え?何か知っているのですか?」
「鑑定スキルを使えるのも驚きじゃが、効果付きとはな……
これはとても価値のある作品となるじゃろうな」
凡作って言うのは言わない方がいいな……
◇
「金貨30枚で売れたんじゃよ!」
「おお!すごい!!ウリ!今日はいいお肉を食べようね!」
わんわん!
ピコン!ファンが20人増えました。
神様ポイントが200ポイント増えました。




