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報われなかった少年のスローライフ~神様ポイントで加護ゲット!?~異世界で忠犬とのんびりと暮らします。  作者: LostCun


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労働をするのだ

シュンシュンシュンシュン……

ロハンとウリの体が光に包まれる。

シュワーーー!

光がほどけて消えると、そこには何の変哲もない少年と犬が立っていた。

「ここが異世界かあ。まずは食べ物を何とかしないとね。

あ、あそこに看板がある。まずは歩いてみようか?」

石畳で舗装された道を歩く。

看板を見ると……

「近くに街があるみたいだ。この道路の先にあるのなら、きっと大きい街だよね」

わんわんわん!

「行こう!ウリ!まずは仕事を見つけるんだ!」

「やっほー!女神様じゃよ」

「うわあああ!急に話しかけるなあ!」

バウバウバウ!

「神様ポイント、ログボで100ポイント授与じゃよ!この中から好きな報酬を選ぶがよい」

光るチラシを受け取った。

「これ、どうなってるんだ?」

「こうすると、スクロールできるのじゃよ」

「スクロール?えいや!」

指ではじくとチラシに映る情報が流れていった。

「これなら小さい紙面でもたくさんの情報を乗せられるね。すごい」

「まずおすすめはこっちの旅の知識初級編じゃな。ネタバレじゃが、火おこしをできるようになるぞ」

「こっちの火魔法……魔法って?」

「小さな奇跡を起こすことができるのじゃよ」

「じゃよじゃよってそんな口調だったっけ?」

「キャラ付けですじゃ。最初だけじゃよこんなに手厚い保護をするのは」


ロハンは女神が勧める旅の知識初級に10ポイントを使ってみた。

テレテレテレレー!

火おこしとマッピングを覚えた!

「歩くだけで地図を作れるんだ。これは便利だね!まずは薪を集めるか」

わんわんわん!

「ウリ!木を集めてくれたんだね!でもこんなに持ちきれないや」

「こっちにアイテムボックスと言うスキルがあるんじゃが」

「30ポイントのヤツ?何ができるの?」

「重さの感じない収納袋を手に入れることができるのですじゃ」

「便利……?」

「おすすめですじゃ」


「じゃあそれも取っておくか……」

「まずは薪を街で売って今夜の宿代を稼ぐと良い」

「女神様、ずっと見ててくれる感じですか?」

「ダメかの?」

「さすがにそれはスローライフすぎるのでは?」

「意外と頑固者のところがあるのじゃね」

「でも、助かってます!」

「素直にそういえばいいんだよ」

わんわんわん!


街に着いたのは昼頃だった。

衛兵さんに挨拶をする。

「こんにちは!」

「はい、こんにちは。街に入る目的は何かな?」

「薪を売るのと、一晩泊まりたいと思っています」

「はいはい。商人ギルドはまっすぐ行った庁舎の右隣ね」

わんわんわんわん!

「おお!犬を連れているのか!」

「はい。とってもよく働くんです」

「少し触っても?」

「少しだけですよ……?」

「よーしよしよしよし」

バウバウバウバウ!

「少しお話聞いても?」

「いいぜ。何でも聞きな」

「この街では絵画とか芸術品ってどういう扱いですか?」

「商人ギルドや貴族様の別荘とかには飾ってあったりするな。自慢しているのを何度も聞かされたぜ」

「そうですか。ありがとうございます」



商人ギルドに登録して薪を売った。

登録のついでに絵画を見せてもらった。

温かみはあるけれど、割と平凡?だろうか。

「このレベルか……ルウの作品には遠く及ばないな……この世界には芸術が必要かもしれない」


犬連れの旅人から犬連れの商人にランクアップ?したぞ!

代金は3日程度宿に泊まれるほどだった。

食事は別で。

路銀を握りしめながら前世のことを思い出す。あの美術館に通う日々を。

ロハンは思った。この世界にはあのルウの絵がないのだと。

そう思うと少し涙が出てきた。

クーン……

ロハンの悲しそうな雰囲気にウリも泣きそうな声を出した。


そうだ。アトリエを借りよう。

そして、あの絵を……贋作でも何でもいい。

もう一度あの絵を見よう。

できるのならこのてで描いて見せよう。

画家に関するスキルなんてあるかな……?

あった……芸術スキル取得50ポイントだ。

眠気を抑えながらぼんやりとした頭で画面を押す。

ピコン!芸術スキルを獲得しました。

世界が色鮮やかになっていく。目から入る情報すべてが新鮮に感じる。

指先が思うように動く。天井の木目のデコボコをはっきりと認識できる。

これは……

しかし、今は道具がない。


眠い……後のことは明日考えよう。

おやすみなさい。

さて、これからどうなるやら。

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女神がおばあさんがしゃべってるみたいで草!
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