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ガリ勉の俺がエロゲーの竿役に転生したが童貞すぎてラブコメは無理  作者: 揚羽常時


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第76話:コヲリの鬼電


「……だーかーらー。……寝ないでください。……期末で結果出すまでゲーム禁止と言いましたよね? ……アルシくんが勉強で寝不足になるはずないでしょう。……どうなっても知りませんからね」


 朝起きて。ホムラが隣で寝ていた。そのまま二人してダイニングへ。そうすると朝飯を用意しているカホルがいて。スマホを耳にあてているコヲリ。どうやら鬼電で人公アルシを起こしているらしい。


「今日はコヲリ、学校行かないのか?」


「仕事先から修正指示が来たみたいで」


 とはホムラの返答。俺とホムラもダイニングテーブルについてカホルの朝飯を食べる。ウマウマ。それから登校の準備をして、駅まで車。コヲリは一身上の都合で不登校。俺はカホルとホムラと電車に乗って、痴漢からガード。それから駅を降りるといつものように距離を取って歩く。


「メシヤー!」


 またそれか。


「えへへ。アクヤ。大好きだよ♡」


 そもそも諦めるということを知らない無敵の乙女がマキノだ。既に学校ではマキノが俺に惚れていると散布されていて。俺はマキノの彼氏候補とみなされている。包丁を研いでいたりバットに釘を刺したり合成火薬を作っている男子がチラホラ見かけられるがマキノとは関係ないだろうと俺は信じている。


「お前もよくよく懲りんな」


「あーしとお母さんのメシヤだからね。駅近の社宅で2LDKだよ? 個室があるんだよ? 素敵じゃん?」


「社宅は綺麗だったろ?」


「築二年だっけ? しかも住居費の七割が会社負担って」


「今まで苦労してたんだから、これからは幸せになれよ」


「あーしの幸せはアクヤなの」


 さいですかー。


「セフレ契約はどうする? 続けたいなら幾らでも付き合うぞ」


「じゃあそれはそれで」


 グラビア代プラスで俺のセフレ契約で月十二万。まぁその程度ならな。


「…………」←カホル


「…………」←ホムラ


 どうかしたかい? お二人さん。


「アクヤ~。もっとイチャイチャしよ?」


「してるだろ」


「もっとエロエロしよ?」


「生徒指導に怒られるぞ」


「アクヤがあーしを指導して?」


「例えば?」


「お尻ペンペンとか?」


 それはカホルにやったなぁ。しかもホルスタイン柄の水着姿で。


「うへへへへぇ」


 でHカップの巨乳を俺の二の腕に押し付けて、男子の呪詛を量産しながらマキノは俺にデレデレだ。


「ちなみにお母さんもアクヤを意識してるみたい」


「冗談だろ?」


「なんかあーしとアクヤが付き合っているのかしつこく聞いてたし」


「それは娘を心配していて」


「いや、あれはメスの顔だったね」


「まぁ冗談はともあれ」


「あーしは母娘丼でもいいからね?」


 俺がマズいんだよ。っていうか母親が捕まるぞ。さすがに刑事事件はもみ消せない。


「ところでコヲリは?」


「仕事で今日は不登校」


「あー。大変だねー。愛スール先生」


「ソシャゲのキャラデザだから、結構しっかりした仕事だけどな」


 コヲリの作業スピードなら三日もあれば終わるだろう。


「じゃ、アクヤ?」


 教室について、窓際最後方の席がマキノ。その隣が俺で、その俺の隣がホムラ。


「チラ♡」


 スカートをめくって俺にだけおパンツを見せてくるマキノ。それからホムラ。俺は二人のパンツを見て性欲を高ぶらせ。それがそのままストレスになる。


「…………ボソボソ(そもそもアクヤの性欲が強すぎるんだよなー)」


 何とも言えない俺だった。ちなみに授業は真面目に受けた。二人のおパンツを見るのも全力だったが。やっぱ勉強って面白いし。そして昼休み。


「ホムラ。飯食おうぜ」


 六組に顔を出した人公アルシがそう言う。チラリとホムラが俺を見る。どうぞ、と俺は手の平を見せて、それを前方に押し出す。しぶしぶながら、という体裁でホムラは人公に付き合った。


「アークヤッ!」


 もちろん俺大好きなマキノは俺に抱き着く。


「ご飯にしよー」


「そうだな。学食行くか」


 うちの学校の学食のメニューは異常だ。


「じゃあ俺は魚醬入りラーメンを」


「あーしはチンジャオロース!」


 金があれば心にゆとりが出来る。グラビアで稼いだ金を考えれば、学食のメニューの金額なんて馬鹿らしくなるだろう。すでに(※自重)円稼いでいるし。


「男子から告白されねーの?」


「なんかたまにされるけど」


「受ける気は?」


「ないよ? あーしはアクヤ一筋だし」


 すでにラブハートの展開を超越してるよなー。結局人公ってここからどうするんだ? まぁそれは俺にも言えるが。ここまでヒロインたちと関わっておいて、このまま人公に譲って満足できるのか。性奴隷としてヒロインは支配していて。だからヒロイン達には嫌われているのだろうが。それでも人公に託せるかというと、ちょっとだけ疑問も浮かんでくる。どうしたいんだろうな。俺は。


「マキノかー」


「あーしがどうかしたの?」


 心底惚れてくれているわけだし。人公に渡さなくてもいいかもなーとは思っていて。だってガチ惚れだし。俺としても応えるのは悪くない気もする。ただそうするとラリルトリオが人公の攻略対象になるんだよなー。虚しいな。竿役は。


『アクヤ様。巨乳にデレデレしない』


 してねーよ、とは言えなかった。学食で人公と飯を食っているホムラがスマホのSNSでメッセージを送ってくるホムラ。食事に集中しろ。


「この後どうする?」


「教室に戻って復習」


「アクヤは勉強しなくていいと思うな」


「偏差値八十は常日頃の努力の結果だぞ」


「大学行くの?」


「まぁそれは」


「そっかー。いいなー。大学かー」


「行きたいなら勉強しろ。っていうか今のミキノさんの稼ぎなら私立の大学も行けるだろ」


「アクヤと一緒の大学に行きたいの」


 それこそ勉強しろよ。


「工学部ならそこそこの偏差値だぞ」


 少なくとも医学部ほど不条理じゃない。


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