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ガリ勉の俺がエロゲーの竿役に転生したが童貞すぎてラブコメは無理  作者: 揚羽常時


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第70話:そうして約束を取り付ける


【人公アルシ視点】




『なぁ。約束憶えてる?』


『約束ですか?』


 ボクがコヲリにメッセージを送ると、彼女から無自覚なコメントが帰ってきた。


『ほら、言ったじゃん。ボクが追試合格したら映画デートしようって』


『言いましたっけ?』


 忘れてるぅ。言ったよな? あの時。図書室で追試用の勉強をしている時に。


『だからさ。今度映画行かない?』


『あー。無理です。仕事があるので』


『バイト?』


『似たようなものですね』


『でもさぁ。約束を違えるのはどうなの?』


『一人で起きられないアルシくんには言われたくないんですけど』


 痛いところを突いてくる。けれどしょうがないじゃん? ゲームは楽しいんだから。追試も終わったし。これで心置きなくゲームできる。


『ちなみに期末テストをクリアできなければ、親御さんに連絡しますからね』


『大丈夫だって。コヲリは心配性だなぁ』


『行きますか? 欧州。楽しみますか? ピザとフィッシュアンドチップスとハンバーグ』


『日本食がいいです』


『じゃあ期末も頑張ってください』


 だーかーらー。


『リフレッシュのためにコヲリと映画デートにさぁ』


『無理です。生きるか死ぬかの瀬戸際ですし』


『じゃあ貸し一つで』


『そもそも追試になるバカが悪いじゃないですか。勉強教えたんですからこっちが利子超過なんですけど』


『でも約束』


『追試の勉強しなきゃいけないのに、ゲームで遊んでいたアルシくんには何も期待していません』


『ちゃんと勉強したって。ゲームしてないよ?』


『アルシくんが寝不足になるまで勉強するわけないじゃないですか』


 ぐ。バレてる。


『追試に受かったのはおめでとうございます。ただ赤点を取るような相手に貸し一つと言われても不条理も極まりますね』


 まさに正論。


『じゃあいつならいいの?』


『しばらく仕事が忙しいです』


『マジで言ってる?』


『超マジです』


 くそぅ。せっかく追試合格したんだから映画デートくらいいいだろって思うんだけどなぁ。コヲリは可愛いし。隣に侍らせればボクの地位も向上すると思うんだけど。


『わかったよ。仕事が一段落したら連絡して』


『覚えていればですね』


 バイトねー。何をしているのかと聞くのも無粋なんだろうけど。


『ホムラ。今度映画デートしない?』


『映画デート?』


『そそ。ちょっといい映画があるって聞いてさ。ホムラと一緒にどうかなって』


『あー。今忙しくて』


 え? もしかして。


『バイトとかしていたり?』


『いえ、新しい趣味が生まれたんだぞ』


『へー。どういう趣味? ホムラがハマるってことはゲームか何か?』


『まぁそこは黙秘ということで』


『なんだよー。教えてくれてもいいじゃん』


『あんまり迷惑をかけるのも心苦しく』


『バレたら迷惑掛かるの?』


『まぁ一部の人には』


『じゃあ時間作れない感じ?』


『なわけで謹んでごめんなさい』


『貸し一つな』


『妄言も大概にするんだぞ』


『だって断るって空気読めてなくない?』


『全教科赤点をおじさんとおばさんに話してもいいんだぞ?』


 ぐ。それは。


『あたしは赤点一つもとってないぞ。つまり今のアルシはあたし以下』


『ちょっと調子が悪かっただけだって。まだボクの方がアドバンテージあるぞ』


『全教科赤点が言っていいセリフじゃないなぁ』


『だからホムラは空気読めないって言われるんだぞ?』


『別にアルシに斟酌する理由も無いし』


『ああそうかい』


 となると最後の一人だな。花崎カホル。ボクの最も気に入っている女。おっぱいが大きくて爆乳の彼女。今はちょっと距離置かれているけど、それもそろそろ終わっていいよな? カホルだってそろそろ冷静になっている頃合いだろう。


『この前のことだけどさー』


『この前?』


『追試の勉強の時言ったじゃん? 追試に合格したら映画デートしようって』


『あー。言った……ような?』


 忘れてたんかい。


『だからさ。追試もクリアしたし。御褒美として映画デートくらい良くない?』


『でも犯されそうになった過去があるからね』


 クソが。確かにあの時はちょっとやっちゃったけど。言い訳として使っている「あのチャラ男にも悪意がなかった」を信じてくれてもいいじゃないか。本当は犯す気だったけど、ボクだってカホルの身体には興味津々なんだよ。そんな爆乳を胸に付けておきながら男に触らせないとかどんな拷問だよ。


『あの時は悪かった。不快にさせたことは謝る。悪意がないことは重ねて言うけど、カホルが不快に思ったことを阻止できなかったのはボクの不始末だ』


『もうしないって誓える?』


『誓う誓う。だからさ。追試クリアの御褒美に映画デートとか』


『まぁそこまで言うなら』


『本当はコヲリとホムラも呼びたかったんだけどさ。バイトとか趣味に目覚めたって。カホルは知ってた?』


『まぁその程度は』


『何してんの?』


『それは本人に聞いてください』


 結局謎なんだよなぁ。コヲリってバイトとかするタイプには見えないんだけど。金稼いでいるならちょっとお茶代とか奢ってもらえないかな。稼いでいるんだろ?


『じゃあカホルと映画デートってことで。見たい映画ある?』


『恋愛映画を見たいです。こっちでチケットとりますので来週にでも行く?』


『じゃあそうするか。チケットよろしくな』


『さっさーい』


 これでボクはカホルを侍らせていい気持ちでデートできる。マジでカホルは美少女だしおっぱい大きいし。侍らせて周りに自慢するにはちょうどいい女だよな。やべ。そう考えると滾るんだけど。さすがにワンチャンあるか? 映画見て。キスして。セクロスして。なんたってあんないい女とデートだもんな。ボクの股間も滾るってもんで。来週末が楽しみだ。カホルとちょっとでも距離を詰めるのはボクにとってもミッションポシブル。そもそもボクはカホルとコヲリとホムラの幼馴染なんだから。三人と恋人になる権利があるだろ? 残念だったねー? 九王アクヤ? あの三人はボクのモノなんだよなー。はは。


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― 新着の感想 ―
アルシの屑の度合いがドンドン上がってきている…
これはNTR名物、映画館の彼女の隣は竿役だったりするあれやそれ…!?
>『まぁそこまで言うなら』 なぜに?何か狙いがあるのかな? そうでないなら、ただの映画好きってだけなのか。
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