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ガリ勉の俺がエロゲーの竿役に転生したが童貞すぎてラブコメは無理  作者: 揚羽常時


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第29話:グラドルデビュー


「ん……んぅぅ」


 俺が目を覚ますと、周りは脂肪だらけだった。端的に言っておっぱい。


「ん?」


 で、目を覚まして状況を確認すると、目の前におっぱいがあって。俺がムゾムゾと動くと、「あんッ♡」と色っぽい声が。


「何してんの?」


「アクヤの大好きなおっぱいアイマスク」


 大好きというか、超好きというか。


「ほら。あーし緊張してるから。こうやって緊張をほぐしているわけ」


「緊張?」


「グラビア撮影なんて初めてだからさー。付いてきてくれるんでしょ?」


「マネージャー代わりになー」


 俺がマキノのマネージメントをすることになっている。一応事務所には所属しているのだが、相手もいきなりアイドルを一人抱えろと強要されても困るだけなので、マキノのマネージャーは俺がすることに。


「っていうか。こんなに服買っちゃって……」


 一応トレンドの服を片っ端から買い集めていた。とはいえそれを小比類巻家に置くと問題になるのでトレンドの服は全部我が家に保管されている。


「これ着ないといけないの?」


「この業界はハッタリ勝負だ」


 正確には違うのだが、やっぱりアイドルとして服のトレンドを追っかけていないと立場がないじゃん?


「にしても買い過ぎというか」


 買ったというより送ってもらったのだが。俺も服のトレンドなんて知らないのでそれっぽいものをデザイナーさんから受け取っていた。で、そのままスタジオまで行き。


「よろしくお願いします!」


 元気溌剌に挨拶。これは俺が徹底していた。


「よろしくでーす」

「よろしくお願いしまーす」


 そんな感じでワチャワチャやっていた。とはいえグラビアアイドルとしては新人。いきなり好待遇は難しく。今日はあまり売れていないアイドル達と一緒にまとめて撮影の日だ。これがトップアイドルとかになると個別で撮影も当たり前だが、グラビアアイドルにも地位の高さは存在する。新人のマキノはこんなところ。それでも真っ当な事務所に入れるだけでも俺としてはよくやったと自分を褒めたい。そうして今日は水着で撮影。白いビキニだった。布面積は少なく、どう見てもエチエチの格好だったが、それこそ男子の求めるモノだろう。さすがに恥ずかしいのか。大きなタオルで身体を隠すマキノ。俺としては撮影以外で肌を晒してほしくなかったのも事実なのでそれはいいとして。


「それではアズキさん」


 さすがに本名で活動すると色々と問題になるので芸名を考えていた。確固とした理由があるわけじゃ無いが何故かアズキという芸名になっていた。何でかって言われても俺にもわからん。そうしてハラリと大きなタオルをパージすると。


「「「「「おお……ッ」」」」」


 マキノの圧倒的なボリュームにスタジオの全員が息を吞んだ。Hカップの爆乳にスラリとした肢体。男であれば性欲を刺激されるエッチの過積載した身体を見て活ホッキしないなら、そいつは男じゃない。


「じゃあ撮りますねー。いきまーす」


 そうしてカメラマンもスタンバイして写真を撮っていく。スタジオで屋内をイメージしたセットで、そこでマキノの爆乳を強調するようなアングルで写真を撮っていく。マジでマキノはエロイよなー。もう天元突破。だがやはり最初からうまくはいかないのか。


「もうちょっと笑顔見せてくれませんかー?」


「笑顔、ですか」


「表情が硬いです。もっとリラックスしていいですよ」


「リ、リラックス……」


 素人に無茶苦茶言ってくれる……とは思ったが、ここはプロの現場。グラビアアイドルも表情の変化などできて当然。そういう意味ではできないマキノが問題なわけで。


「すいません。ちょっと一旦撮影止めてもらっていいですか?」


 マネージャー権限で一旦撮影を中止。俺はマキノの手を引っ張って、自販機まで。コーヒーを二本買って、一本をマキノに渡す。


「はー、難しいね。グラビア。エッチな服着て撮られるだけじゃないんだ」


「むぎゅ」


 で、彼女の愚痴には付き合わず。俺はエッチな水着を着たマキノの胸に飛び込む。


「ちょ。アクヤ。何するし」


「おっぱいアイマスク」


「ここで?」


「それからマキノ」


 ポヨンポヨンと揺れる胸に顔を埋めて、俺は幸せのひと時。


「写真を撮られるときはメスの顔をしろ」


「メスの顔……」


「リラックスしろと言っても無理だろ」


「うん。無理」


「だから写真を撮ってるのは俺だと思え。俺に写真を撮られて、どういう表情だったら抜けるか考えろ」


「アクヤのG行為をするために必要な顔ってこと?」


「そゆこと」


「うーん。わかった。やってみる」


 そうしてコーヒーを飲んで撮影再開。さっきよりも色っぽくなったマキノの表情をノリノリで撮っていくカメラマンさん。


「いいねぇいいねぇ」


 カシャカシャとカメラがフラッシュを焚いていく。


「ふう」


 とりあえずの事情は終わった。あとは編集部が画像を加工してエッチな写真が出来れば青年誌にでも載せて完了。給料そのものは些細なモノだ。ちょっと使えば無くなる程度。とはいえ給料が出るのは事実で。


「ほれ。着替えてこい。ここで待ってる」


 撮影が終われば水着のままでいる必要もない。楽屋に戻って着替えてこいと俺は言う。そうして話は終わりのはず、なんだけど。






****






【マキノ視点】




「ふいー。終わった」


 あーしの名前は小比類巻マキノ。さっきまでグラドルをやっていた一種のアイドル。今は楽屋で着替えている最中で。こういうのを用意されるだけでもアクヤに任せてよかったなって思える。実際にさ。ここまで丁寧に応対されるのもアクヤのおかげなんでしょ?


「うーふーふー」


 で、着替えようかとしたところ。同じ楽屋の先輩アイドルがあーしに近づいてくる。何か性欲に満ち満ちた目をしていらっしゃるけどあーしにそっちのケは無いですよ?


「アズキちゃん……で、あってたっけ?」


「あ、はい」


「ちょっとおっぱい揉ませて?」


「構いは……しませんけど」


 許可を出すと、貪るように先輩グラドルはあーしのおっぱいを揉みしだいた。遠慮のえの字も無いらしい。


「あ、私、信濃シイナね。事務所違うけど仲良くしよ? 多分マキノさんは売れるから」


「売れ……ますかね?」


「こんな立派なおっぱい持ってたらそりゃ売れるよ。表情もエッチだったし。好きな人がいるとか?」


 まぁ。いますけど。


「恋するグラドルかぁ。アリだね。見てる~想い人く~ん? 今アズキちゃんのパイオツ揉んでまーす」


 そういう脳破壊のシチュエーションって流行ってんの? まぁとにかく仕事も終わったし。あとは今あーしのおっぱいを揉んでいる先輩を振り切ってアクヤと合流……か。


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