陶器市
私は食器に興味がない。
家にある食器は、旦那が1人暮らしの時から使っているものと頂き物と実家のお下がりだ。
陶器市はたまたま出かけた先で開催していた。
陶器市は外で行われていて、その日はとても蒸し暑い日だった。
何も買うつもりはないが見に行きたい気持ちと、すぐに涼しい所へ行きたい気持ちがあった。
旦那に言ったら「少しだけ見れば?」と返ってきた。
確かに。
汗をかく前に戻ってくればいい。名案!
私は汗っかきなのだ。
お皿やコップや箸、その他いろいろなものが売られていた。
旦那は気に入った皿を3枚購入。
旦那は欲しい物があるとすぐ買うところがある。
だから、我が家は物だらけだ。
私は一目惚れしたカップの前で暫く立ち止まっていた。
どうしよう?買う?でも高いな〜と迷っていた。
その時私は、ミニマリストの方の言葉を思い出していた。
「買う理由が値段なら買わない方がいい。買わない理由が値段なら思い切って買った方がいい。」みたいな言葉だった。
なるほどと思っていたが、欲しくても高いと私は躊躇する。
私は貧乏性で1人暮らしの時は100均の食器を使っていた。
100円の食器30コ…それがこのカップ1コ。
脳内でいろんなことを考えて買うのを諦めた。
それを見ていた旦那が「買ってあげる。」と言ってきた。
いつもなら「大丈夫。」と断るが、今の旦那はいつもより金持ち(←ボーナスでウキウキしていた)なので買ってもらうことにした。
家に帰ってきて、カップを眺める。
すごくいい。
海を感じる。
私の実家は海の近くで毎日海が見えていた。
海が恋しくなったのかもしれない。
私が手に入れた小さな海、大事にしようと思う。
カップの中に広がるいくつかの青も好き。
【おまけ】
結局、陶器市をだらだら見ていたら、汗をかいた。
旦那は匂いに敏感で汗の匂いが大嫌い。
汗拭きシートを買うために今度はイオンへ向かったのだった。
(汗拭きシートは私の中て夏の必需品アイテムになった。現在、買った汗拭きシートは出かける時用のカバンに入れっぱなしになっている。)