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112. 自炊好きな男

 

「ウオリャ-!」


 スパン!


「シャンティー殿!右の敵をお願い致します!」


「任せて!」


 ズドドドドド~ン!


「エリス、また、新手がたくさん来たわよ!使い魔達に一斉魔法攻撃させて!」


「了解!」


 ズザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザーーン!!


 塩太郎達『犬の肉球』のメンバーは、修行兼、連携の確認兼、ギルドランキング上げの為、6S未攻略ダンジョンを、絶賛攻略中。


 既に、この3ヶ月間で、5S、6Sの未攻略ダンジョンを12も攻略してたりする。


 そして、今回、この6S未攻略ダンジョンを攻略すれば、晴れて、冒険者ギルドランキング10位入りが決まるのである。


 因みに、この遠征により、塩太郎の職業も普通職の剣士から剣豪に変わったのだが、既に、剣士の段階で、剣豪になってから覚える筈の『闘気』スキルや『斬撃波』スキル、居合の構えから会心の一撃を放つ事ができる『一撃』スキルをマスターしていたので、何も変わってなかったりする。


 そんな事は、塩太郎的に、日本に居る時から自分は剣豪だと思ってたので、全く気にしてなかったのだけど。

 まあ、剣豪でもなかった普通職の剣士なのに、剣聖まで登り詰めた塩太郎が規格外過ぎただけなのだけどね。


「オイ! 最後のラスボス、俺一人で殺らせろよ!」


「別にいいけど、この前も、一人で殺ると言って、苦戦してたじゃない?

 私は、とっとと帰りたいのに! この3ヶ月間、ずっとダンジョン暮らしで、やっと普通の宿屋に泊まれると思ってたのに。前みたいに、23時間も掛かるようなら、私達もラスボスに攻撃仕掛けるわよ!」


 そう、塩太郎は、前回もラスボスを一人で倒すと言って、23時間も掛かって、なんとか一人で倒す事に成功していたのだ。

 しかも、23時間。その間、普通にシャンティー達は、ラスボス部屋の片隅で結界を張って、ずっと待っていたのだ。


 まあ、普通にムネオに料理を作らせて、食事を取って、ちゃっかり睡眠も取ってたのだけど。

 因みに、『犬の肉球』の自炊は、ムネオと塩太郎が交代でやってたりする。

 最初はムネオだけがやってたのだが、白米を食べたい塩太郎も自炊を買ってでたのである。

 そう。ハラハラで買い物した時に、米を見つけて買っていたのだ。


 しかも、虎子にその話をしたら、炊飯器の魔道具をタダでくれたのである。


 話によると、ハロハロの隣にあるハラハラ城塞都市の主食は普通に米であるとの事。

 まあ、ハーフドワーフの虎子は、それ程、日本人のように米を食べないので、炊飯器はそんなに使ってないという話だった。


 でもって、虎子から炊飯器を手に入れた塩太郎は、たまに、米が食べたくなると、一人で米を炊いて食べていたのである。


 因みに、大量の味噌と沢庵も、虎子にプレゼントされた。ご飯のお供無しで、ご飯を食べるのは辛いだろうと。夫の食事の用意するのは妻の勤めだと。一緒に着いて行けない事を謝られて。


 塩太郎的に、虎子と結婚した覚えも、付き合ってる覚えもないのに……。


 まあ、しかし、慢性的に金欠の塩太郎は有難く頂いた。

 使えるものは、使うのだ。貰えるものは、何でも貰う。それが一般社会でヒモと言われてたとしても。


「1時間もかかりゃしねーよ!」


 塩太郎は、シャンティーに答える。


「それが、前回23時間も掛かった男の言葉?」


「前回は、闘気無し縛りで戦ってたんだよ!中々、会心の一撃が出なくて苦労しただけだ!

 何せ、会心の一撃与えなきゃ全く攻撃が効かねぇーし。

 しかも、回復魔法まで使いやがるんで、一発会心の一撃入れても、直ぐに回復されちまうし! それで思いのほか、長くかかちまっただけだっての!」


 塩太郎は、説明というか、必死に言い訳する。


「じゃあ、今回は、闘気を使って戦うと?」


「お前、前回の俺の戦い見てなかったのかよ?」


「悪いけど、最後の方は寝てたわね。というか、最初しか見てなかったわ!」


 シャンティーは、開き直って答える。


「だよな。見てれば、俺の今の実力が分かってる筈だもんな」


「どうせ、会心の一撃が、10回の攻撃中8回くらい出せるようになったとか、そんな所でしょ?」


「えっ?何故、それを……」


「そんなの考えなくても分かるわよ!闘気を使わないで、高位の魔物を倒すには、会心の一撃を出す事以外無いからね。

 ブリトニーなんかは、天才的な当て感で、子供の時から、全ての攻撃が会心の一撃だったと言われてるわ!

 なので、当時、最年少で、闘気も覚えてない子供が、S級未攻略ダンジョンを攻略したと、物凄く話題になった事があったから」


「全ての攻撃が会心の一撃って、しかも子供の時からかよ……そんなの神の領域じゃねーかよ……」


 塩太郎は、あまりに有り得ない言葉に驚愕する。


「そうよ。ブリトニーは紛れもなく本物。姉のカレン・ロマンチックが、剣姫の称号を得てなかったら、確実に剣姫の称号を得ていた筈の実力者よ。なにせ、カレンよりブリトニーの方が上だったし、剣姫は、その時代に一人しか生まれないものだしね」


「剣の神様が、この娘こそが剣姫の実力に値すると剣姫の称号を与えたら、その後に、それ以上の剣姫レベルの娘が生まれちゃったという訳か……それで、ブリトニーはあんなに性格悪くなっちゃったのか……」


「それは無いわね。ブリトニーの性格は、どう考えても生来のものよ!

 ブリトニー初めての殺しが、8歳の時で、相手の腹を十時に斬って、中身の内蔵を取り出して、お母さんにこれでソーセージを作ってと言ったというのは有名な話なんだから。

 しかも、その相手のオチンチンを毟り切っていたのよ」


「子供の頃からサイコかよ……」


 塩太郎は、チ〇コが縮みあがり、ますますナニが小さくなってしまったのは、秘密の話。


 ーーー


 ブリトニーがサイコにゃん娘だと思う人は、☆☆☆☆☆押してね!



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