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アグリニオン戦記  作者: 田丸 彬禰
第二十八章 滅びの道を選択する者たち
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消えゆく王都 Ⅱ 

「アリスト・ブリターニャは後方部隊の役割として補給と連絡を挙げていたのは記録から確認してされている」


「だが、その連絡はアリスト・ブリターニャ側から伝えられるだけで、後方からアリスト・ブリターニャに伝えられたものは非常に少ない」


「そして、驚くべきは魔族軍によるガルベイン砦襲撃、ノルディアの参戦、魔族軍によるサイレンセスト包囲の情報は一切知らされていないこと」


「ガルベイン砦をコンシリア率いる魔族軍に占領された後も転移魔法によって後方との連絡が取れ、多くの情報を手に入れていたにもかかわらず」


「ノルディア参戦はともかく、アルディーシャ・グワラニーに率いられた魔族軍によるサイレンセスト包囲の情報が伝えられていたのなら、アリスト・ブリターニャの判断は大きく変わったのは間違いない」


「あり得ないと思われたサイレンセスト包囲。そんなことができるのはグワラニーしかいない。その情報を手に入れていたらアリスト・ブリターニャはグワラニーの部隊の殲滅を兼ねて王都救援に向かったことは疑う余地もない。もちろん、それによって王都が救えたのかはわからないが、少なくても、「自身の名誉のために国民を見捨てた」というアリスト・ブリターニャに対する現在の評価は起こらなかったことであろう」


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