表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アグリニオン戦記  作者: 田丸 彬禰
第二章 邂逅
15/374

もうひとつの邂逅 Ⅰ

 マチンガにおいて、勇者チームとグワラニー双方が少しずつ手の内を明かしたあの日からしばらく経ったある日の魔族の王都イペートスート郊外。

 午後におこなわれる会議の準備も終わり、自らの屋敷の窓から外を眺めるグワラニーの横に立ち、同じ光景を眺める男が声をかける。


「騎士団長に特進されたグワラニー様。それにしても当初の予定よりも随分大きな収穫を得ることができましたね」


 側近であるその男の言葉にグワラニーが応える。


「それは違うな。騎士バイア。これは予定以上ではなく予定外の戦果だ」


 相手も、そして、グワラニーも、あきらかに上機嫌だった。

 そして、ふたりがこれほど機嫌のよい理由。

 それはもちろん魔族の国最高の魔術師が今日付けで正式に彼の陣営に加わったことだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ