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第3話 秘密の鍵

王都家政学園。


貴族、商人、ときには王族といった人々に仕える使用人を育成する学校らしい。


「申し訳ありません。私はそろそろ旦那様の元へ向かいます。」


「全然大丈夫だよ!ここまでありがとう。」


一人だけになった。


……大丈夫。きっといい人と出会えるはず。


「あの、使用人を雇いたいのですが。」


勇気を出して門の前に立っていた人に話しかけてみた。


「はい、失礼ですがどこの家の方でしょうか?」


「ホール男爵家のインテ、ホール・インテガーです。」


本名はホール・インテガー。姓がホールで名がインテガーになる。

インテガーだと呼びにくいから、普段はインテで通している。


「何か証拠となるものは?」


証拠……。


「この鍵はどうですか?」


鍵の持ち手の部分に一族の紋章が刻まれている。


僕の一族が王を輩出していたころから始まった伝統で、

王が代替わりするたびに王子にこの鍵を渡していたらしい。


これなら証拠になるはず。


「……はい、確かにホール男爵家の紋章ですね。」


「インテガー様、王都家政学園へようこそ。」


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