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第2話 王都

新しい生活の始まり。


「お坊ちゃま。こちらでございます。」


「うん、ありがとう。」


不安だ……。


知らない人ばかり。

みんな知り合いの環境で過ごしてきたから、

若干、人見知りになってしまったのかも。


「こちらが、お坊ちゃまがこれから暮らす家にございます。」


目の前にあったのは、白を基調とした清潔感のある建物だった。

小さな庭が付いていて、一本の木が植えられている。


「綺麗な家だね。」


「はい。お坊ちゃまが学校生活を送りやすいように設計されております。」


「使用人はおりませんので、お坊ちゃまご自身でお探しになり、雇うようにとのことです。」


「……手伝ってくれる?」


「残念ながら、旦那様からそういったことはなされないようにと言われておりますので。」


「……わかった。」


手紙で伝え聞いていたとはいえ、

王都に来ていきなり誰かを雇うのって難易度高い。


「……私は王都家政学園を卒業しております。ちょうど卒業時期なので、就職先を探す大勢の学生がいるはずです。」


「ありがとう!」


「はてさて、私は自らの出身校を言っただけです。」


ふふっ、意外と王都は楽しいところかもしれない。


「では、これにて失礼いたします。……乗っていかれますか?」


「もちろん!」


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