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異世界チートで世界無双  作者: ナイト
7/11

カイの言い訳


「は?」


「だから、わしがやっちゃた☆(壊滅)


「……………カイ」


「何ですか?主」


「……こ……せ…ざし…て」


「はい?」


「そこに正座して!」


「はいー!」


「はぁ〜」


カイと契約して早くも怒るシンジであった。























ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「まず、何か言う事は?」


「違うぞ、主!わしは悪くなどない!」


「へぇー(棒)」


「あいつらが悪いのだ!」


「あいつら?」


「そうだ!あれは、十年程前の話だ」


「その日は、いつもと変わらない日常だった」








「ぐぅーぐぅー」


「…ぎゃ………がは………あは」


「う…………ん?」


「「あはは、ぎゃはは"」」


[誰だ?気持ち良く寝ていたのに。わしを起こす輩は?]


「おい、リーダー。そろそろ行こうぜ」


「ああ。そうだな」


「リーダーー!この食べ終わったゴミどうしますか?」


「そこの池に捨てとけばいいだろ」


「それも、そうっすね」


ポチャン


「ゴォラァァァァァァア"」


「「へ?」」


「お前ら、人の池に何してくれとんじゃーー!」


(ドラゴン)!?」


「やべっ!逃げるぞ、テメェら」


「「は、はい!」」


「誰が逃がすと言った?」


ガシッ


「は?」


「オラオラオラオラオラァァァァ!」


「べふっ、あふっ、げふっ!」


「リーダー!」


「次は、お前達だ!」


「「イヤァァァァァァァァア!」」


ガギッゴギッバキッ!





















ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「そこまでは、良かったのに何でこの村が関わってくるの?」


「それが………その………非常に申しにくいのだが、わしの池にゴミを捨てた輩は始末したのだがそのまま怒りが収まらず、近くにあったこの村を襲ってしまいました。はい」


「カイ…………自分が何したか分かってるんだよね?」


「そもそも、あ奴らが悪いのだ!わしの池にゴミを捨てなければ、この村も襲われずに済んだのだ!」


「あいつらが全部悪いと」


「そうだ!」


「それで、ただ近くにあったこの村がこんな事になったんだね」


[そうだ!」


「………………………カイ、君馬鹿なの?」


「わしに向かって馬鹿とは、何事だ!」


「いや、馬鹿だよ?めっちゃ馬鹿だよ?」


「馬鹿を二回も…」


「いや、当たり前だよ?だって何にもしてないのに、ただ普通に暮らしていただけなのに自分達の村を急に現れた(ドラゴン)に壊滅させられたんだよ?しかもその理由が、イラついてただよ?可哀想にも程がありすぎるよね?」


「うっ…………」


「しかも、その村を壊滅させた本人(ドラゴン)は、自分は悪くないって言ってるよ?」


「グサッ」


「あほにも程があるよね。ねぇ?」


「うぐっ…………」


「何回でも言うよ?あほだよね?馬鹿だよね?」


「ぐはっ」


パタンッ


「主。もうやめてくれ!わしのライフは、とっくにゼロだ」


「はぁ〜。もう反省した?」


「はい」


「じゃあ、何か言う事は?」


「自分の勝手な行いで、何の罪もない村を壊滅させてしまい誠に申し訳ございません。金輪際このような行いは決してしないと、この名に誓います」


「よろしい。もう二度としないでね!」


「この名に誓います」


「じゃあ、この村に居る必要は無くなったし王都に向かおうか!」


「はい、主!」




























ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「主〜。大好きですー」


「何だよ。カイ?どうしちゃたんだ?」


「いいえ。主の優しいところが嬉しくて」


「そう?俺って優しいの?」


「はい!主に掛かればそこら辺の人間の女なんてイチコロだ!」


「大袈裟だよ………」


「そんなに謙遜する事はないぞ!主」


「そんな事ないって」


「いいや、主は凄い。このわしが保証する!」


「そんなのいいって」


「ダメだダメだ!我が主の凄さは、この先出会う人間に知ってもらわないと!」


王都に向かう道のりは、俺とカイの他愛のない会話が続いたとさ。


























ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「やっ……………やっと着いた」


「そうだな」


「ここが神様が言っていた王都か……」


「どうした主?下を向いて?」


「す………」


「す?」


「すっげぇぇぇぇぇぇぇえ!」


シンジの興奮した叫び声が辺りに木霊した。





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