ステータス
「え?今なんて?」
「「だから真司殿には、この国をいやこの世界を発展させてほしいのじゃ」」
「と言う事は、ここは異世界ってこと?」
「「真司殿の世界の言葉を使うとそうなるのう」」
「まじで?」
「「マジじゃ」」
「「どうした?そんなに震えおって?」」
「……………………………いよっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」
(まじで!?あの夢にまで見た異世界なのか?)
「「そうじゃ。そんなに嬉しいことなのか?」」
「はい!だってあの異世界ですよ?剣と魔法の世界ですよ!そりゃぁ誰だって憧れますよ。だって(略)」
「「お…………おうそうか。喜んでもらえて何よりじゃ」」
「「さて……………真司殿にはいまからワシの加護を与えておく」」
「あの〜〜それなんですが、どうやって加護を見れるんですか?」
「「おう…………そうだった。それを教えてないなんてワシうっかり」
「・・・」
「「加護を見るには心の中でステータスオープンと唱えればよい」」
(うん。さっきのはスルーなんだ)
「えっと…」
(ステータスオープン)
アリムラ シンジ Lv 1
種族 人間
体力 1000
筋力 400
魔力 500
耐性 800
敏感 1200
スキル
成長速度10倍 経験値??倍 マップ 創造神の加護
称号
転生者 創造神の子
「えっと………創造神の加護はこれか」
ポチッ
[鑑定(全) 創造]
「鑑定と…………創造?」
「「そうじゃ。鑑定は…………言わなくても分かるじゃろう。創造は…………そうじゃのう、想像しただけであらゆるものが作れる事じゃ」」
「?」
「「まあ…………物は試しじゃ」」
「は………はあ」
「「ああ、あと忘れる所じゃた。ホレこれを着ていきなさい」」
「これは何ですか?」
「「それはローブじゃよ。まぁそこら辺のローブとは訳が違うがのう。なんせワシのお手製じゃ」」
そこ嬉しそうにするんだ。
「ありがとうございます」
「「そのローブは特殊でのう。そこら辺のザコモンスターに噛みつかれたり引き裂かれたりはそうそうしないものでのう。たとえしたとしても、そのローブには回復能力があるからすぐに治ってしまうのじゃ」」
「「どうじゃ?ワシ凄いじゃろう?」
「は……はい」
「「あとそれをつけていれば多少の切り傷も直してしまうのじゃ」」
「す………すげぇーー」
「こんな凄いローブをありがとうございます」
「「もっと褒めてもいいんじゃぞ?」」
なんでだろう?この人の、のりについていけない。
「「さて、そろそろお別れの時間じゃ。そのスキルのマップを使いこの先にある王都に行ってギルドに登録してもらうようにすればいいじゃろ」」
「今までいろいろありがとうございました」
「「では、さらばじゃ」」
「またどこかで会えますか?」
「「王都にある教会に行けば会えるじゃろう」」
「はい。すぐに会いに行きます」
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「あの神様いい人だったなー。性格はちょっとあれだけどw」
神様にもらったローブを羽織る。
「なんか体が軽くなったような気がする。神様に教えてもらったマップでここから近くの王都は……………げっ、、、、、、、、、ここから100キロもあるじゃないか!」
オワタ
異世界に来て早くも絶望するシンジだった。
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「本当によかったのですか?創造神様」
「「あれで良いのじゃ」」
「でも、あの子に本当に加護を与えてもよかったんでしょうか?あの子はいずれ神をも超えてしまうでしょう。それも創造神様も」
「「神を超えると言っても今はまだ子供じゃ。あのままではこの森を突破できぬからのう。まぁ少し面白かったからのう」」
「それが、主な理由じゃ無いですよね?」
「「ホッホッホッ」」
(いや、これが理由ですね)
創造神様で頭を悩ませる私イザベラ・アイシールだった。
第2部分目が完成しました。皆様に読んでいただきとても嬉しく思っています。これからも応援のほどよろしくお願いします。