最近ネットで見かけるアレについて
ただただ思っていることを書きました。「二作品目がこれって相当頭がヤバいやつじゃ」と思った人、その通りです! 私は頭が結構ヤバい感じの人間です。
最近、ネットでよく読点や句点を「、、、」とか「。。。」のように連結させる使い方がよくみられると思います。ツイッターだったりユーチューブだったりラインだったり。あとはたまにネット小説でも使われているのを見かけます。私は最初これをみたとき、どんな意味かよくわからなくて、「なにこれ、暗号か?」と思ってしまいました。そこで気になって調べると、三点リーダ(「…」←これ)の代わりに用いられているものだということがわかりました。
なんでも、三点リーダを入力するのがめんどくさくて、手軽に入力できる読点や句点を連結させることでそれっぽく見せているのだとか。確かに読点や句点は入力が楽だし、なるほどなと思いました。
ですが、一つ言いたいことがあります。確かにこの使い方は楽で便利だと思います。
しかし、これを小説などの文学作品に使うのは変じゃないでしょうか。別にツイッターとかユーチューブとかラインとかで使うのはいいと思います。そういうのはスラングとか使ったほうが面白いと思いますし。ですけれども、文章を売りにした作品、要は小説とかエッセイとか評論とかでこれを使うのはまずいんじゃないでしょうか。
この手の作品は、内容はもちろんのこと、文章も評価されるものだと思います。文章評価の上で欠かせないのが、基本的な文法事項だと個人的に思っております。例えば誤字とか誤用表現だとか、そのへんです。
句点読点も同じだと思います。本来読点であるべきところが句点だったり、そのまた逆だったりすると当然指摘を受けます。
なぜ指摘を受けるのか? それは文章に違和感があるからです。なぜ違和感があるのかというと、それは文法などが間違っているからです。
文章に違和感があると読みにくいですよね? 「、、、」と「。。。」も同じです。小説とか読んでていきなり「、、、」とか「。。。」とかが出てきたら「あれ?」ってなると思います。なんかこれ、変じゃね? と。
そうです、変なんです。読みづらいんです、文章のなかに「、、、」とか「。。。」があると。普通は読点も句点も単独で使うものだから、複数連結していると違和感しかないんです。
ツイッターとかユーチューブとかラインではそこまで三点リーダが必要になるような長文になることはほとんどないので、だいたい語尾に「、、、」とか「。。。」が来ることが多いと思うのですが、小説や評論になってくると、三点リーダを使う長文が多くなるんです。しかも、そういう場合はかなりの確率で文章の途中に三点リーダを挟むことになるので、余計に違和感まみれになるというわけです。試しに使ってみると、
『今日はとてもいい天気だ。、、、が、午後から雨の予報が出ている。キャンプできると思って楽しみにしていたのに、、、』
みたいな感じになります。文章が普通にヘタクソなのはおいておいて、どうです? 違和感しかないでしょ? これを三点リーダに直すと、
『今日はとてもいい天気だ。……が、午後から雨の予報が出ている。キャンプできると思って楽しみにしていたのに……』
こうなります。こっちのほうが断然読みやすいと思いませんか? もしこれをみて「三点リーダ使ったほうが読みやすいじゃん! 「 、、、」とか「。。。」もうやめよう!」って思ったかたがいれば、是非ともそうしてください。そちらのほうが文章が非常に読みやすいです。
あまりキリがよくないかもしれませんが、言いたいことはだいたい言ったのでここらで終わります。最後までお付き合いくださったかた、ありがとうございました。