俺「運転免許取ろう」
21作目です
俺「もう大学の夏休みか。大学はバカみたいに長いからなあ」
俺「どうしよう、ずっとバイトだけはなんか嫌だし、他に何かやりたいことでも見つけるか」
親友「どうした」
俺「ああ、夏休みどうしようか悩んでたいんだ」
親友「なら一緒に運転免許取ろうぜ。今なら合宿で2週間ほどで取れるし、今の時代運転免許証ないと何かと不便だし」
俺「それもそうだな。どうせやることないんだし、取りに行くか」
~自動車学校~
教官「では、こちらの車で運転しましょう。隣に私が座り、アドバイスしていくのでよろしく」
俺「はい、分かりました」
俺(えーと、何からやればいいんだ。とりあえずエンジンかけるか)
教官「ちょっとまずシートベルトをしろ。それからミラーの調節。常識だろ」
俺「すみません」(いや初めてだから知らんがな)
~運転中~
教官「周りをよく見ろ」
教官「ブレーキ踏め」
教官「ハンドル回しすぎ」
教官「何でできないんだ」
俺(初めてだからだよ)
こんな感じの運転授業が続いた
~学科の練習問題~
俺「おかしいだろこれ正解だろ」
親友「余りムキになるな」
俺「だってこれ意味は合ってるんだぜ」
親友「俺、意味が合ってるとかは関係ないんだ。大切なのは教本と一字一句合ってるかどうかだ」
俺「…おお」
そうこうしているうちに2週間が経った
~卒業~
俺「やったーこんな学校とももうおさらばだ」
親友「ああ、これで後は本試験に合格するだけだ」
~試験日~
俺「簡単だ。教習所の練習問題と比べたら大したことないわ」
~合否判定~
俺「合格か。ま、当然か」
~そして遂に~
俺「やったー運転免許手に入れた。これでいつ車買っても大丈夫だ」
~10年後~
俺「生活つらくて車買う余裕ないわ。ていうか買うつもりもないし、カーシェアで十分だ」
俺「別に免許取る必要なかったわ。唯一使う時なんてツ〇ヤでカードの更新するときだからな」
(終わり)