☆21 剣術と火魔法のジュリアさん
冒険者ギルドでの収納魔法について情報を集めようと思い、冒険者ギルドに顔を出すと、もふもふガールズパーティーがいた。
明日から、護衛依頼を受けるみたいである。
そこで何故か、僕とシャルも参加することになった。
護衛対象は、この街の領主さんの妻と娘さんを隣街のベータβの街まで送り届けること。
街に行くまでには、村が3つあり街に辿り着くまでは、馬車で10日ほどかかるみたいだ。
1日15km進んだとして、150kmほどかな?
領主さまは、今別の仕事でガンマγの街にいるらしく、ベータの街で合流するとのこと。
そして、何故、低ランクパーティーのもふもふガールズが選ばれたのかというと、領主の娘さんが男性が苦手だかららしい。
護衛を任されたのは、もふもふガールズパーティーと僕とシャルそして、Aランク冒険者のジュリアさん。
この場には居ないが、ジュリアさんは赤色の髪の女性で、個人でAランク冒険者ということもあり、実力は確からしい。
剣術と火魔法に優れていると言う情報を聞いた。
男性が苦手な領主さんの娘さん、『僕、男なんですけど?』とエリルさんに言ってみたのだが、1人くらいなら問題ないらしい。
たくさんの男性が苦手なのだとか。
困ったもんだね。
そこで、明日の準備をするために解散になった。
とりあえず、10日ほどの旅で野宿をすることもあるみたいなので、それの準備のためにアニス草の採取を選んだ。
【クエスト F】
『内容』アニス草の採取 10本
『報酬』アニス草との引き換えで合計大銅貨5枚
『点数』ランクFの1ポイント
アニス草は油になるみたいなので、大量に採取する。
〜森の中〜
「シャルー、アニス草見つけれたー?」
僕は、草むらをガサガサと探しているがなかなか見つけられない。
運が悪いのかもね、神様に亡きものにされるくらいだし笑笑
あっ、元神様か。
「うん、お兄ちゃんあったよー」
両手いっぱいにシャルはアニス草を持っていた。
アニス草を受け取り、ストレージに入れる。
あれっ、なんか忘れているような???
たくさん採取する必要ないよね?
『プロストレージ』レベル4
魔力(量)を消費し、収納している物と似たような物を生産することができる。
生産時に脳内に浮かべる360度の外見や中身についての度合いにより良い似た物ができあがる。
似ていれば似ているほど魔力(量)の消費が大きい。
そして、途中で中断はできないため、魔力(量)が切れれば最初からやり直し、意識が途切れれば最初からやり直し。
さらに、同じ物体から似たような物を作る度に劣化していく。
「プロストレージ」
アニス草をじっくりと見て触って香りを嗅いで360度確認する。
ストレージ内のアニス草が僕の魔力を消費してどんどん増えていく。
アニス草の数が4桁いったところでやめることにした。
シャルが、摘んできたアニス草は、特上級の品だった。
摘み方がきれいだったからだろう。
そこから、魔力を消費して徐々にアニス草の複製品を作る度に、劣化していくはずが!特上級のままであった。
少しおかしく感じるだろうが理由がある。
劣化してしまうのを魔力で補ったのだ。
もちろん僕がプロストレージを創る際にそう考えたから。
ご都合主義です。
「これから、アニス草を油に変えないといけないんだけど、作業に時間がかかりそうだね。明日から、出かけないといけないから、魔法の新技で対応するかな?」
『アレンジストレージ』レベル5
原材料の最終的な状態を知っている場合に魔力を消費して作ることが可能となる。
例として、アニス草は『油』になる、本来ならいろいろと作業を行わないといけないが、アレンジストレージを使い魔力を消費することにより、変換することが可能。
いろいろな物を『アレンジストレージ』しながら、出会ったたくさんのモンスターの魔法での攻撃を『マジックストレージ』レベル5、魔法の技を収納することができる。収納した際の威力をそのまま保持し、使用したいときに使用することが可能で収納した。
明日からの為だ。収納魔法は、事前に準備しておかないと攻撃できない。
明日になったら他の魔法を創ることができるから、雷魔法などの新技を創れば良いと思うかもしれないが、旅をするなら収納魔法の方が便利だろうからね。
魔法を収納する度にシャルが楽しそうににこにこと喜んでいた。
可愛い妹です。
冒険者ギルドに戻りアニス草を10本納品した。
僕は、ゴブリン狩りの一件でランクがDになっているみたいで、アニス草の採取をしてもポイントは付かなかった。
残念。
冒険者ギルドを出て、明日からのための買い物をして、明日からのための準備をして、早めに寝た。
明日の集合時間は、東門に朝10時だ。
08時に起きて支度すれば大丈夫だろう。
お読みいただきありがとうございます




