第二話 殺せ…だが、殺さない。
「よーし、気持ち切り替えて、頑張るぞ!」
独り言を言いながら、旅に出た…。
いつか、刀とか、使って戦ってみたいな...。
「おいおい、アイツ装備全然無いぞ、今がチャンスだ、お前ら、殺れー!」
完全に舐められていた…。
「親方、見ててくださいよ。行くぞ、こうすけ。」
「おう、行くぞりょうや!」
試しに戦って見た。
実は、前、剣道部に、所属していたので、意外に戦えたが、
戦国時代の盗賊団には、少し押された…。
「いけ!幻影!!」
そう言うと、刀が光出した…。
「なっ...。」
全員驚いていた…。
「グウォーーー」
と、龍が飛び出した。
そして、白銀の鎧兜に纏った...。
刀は、振るだけで、木々が斬れ、人は、吹き飛ばされる程だ...。
「未来の使いよ...私の力を、存分に使うが良い...。」
奴らを殺せ…ってことか?
「そうだ...。」
それは、誰も願っていないだろう…。
どんなに…憎くても、殺せばそいつと同じ人間になる...。
「ごめんな...俺に、こいつらへの恨みは、ない。」
心の中で、
「お主が、そう望むならば…よい。」
龍は、そう言って、刀の鞘に戻って言った...。
「お前ら、ふざけるな!もう二度と、目の前に現れるな!」
「親方、すいません…。」
「すいません…。」
そう言い残して、下っ端は、森の中へ消えって行った、
だが、下っ端は、嬉しい気持ちで、いっぱいだった...