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俺は彼女たちから逃げられない。  作者: 石田未来
第五章 ビフォーサマーバケーション
36/40

第五章Ⅱ 奴

かなり久しぶりの更新となりましたが、これからはもっと早くできるようにしたいです。

申し訳ありません。


そしてこの回は…奴があらわれるかも…知れません…

「月曜から期末テストが始まりまーす。皆さん!精一杯頑張りましょう!それでは、今日のHRを終わりまーす!解散!」


 パン!と手を叩いて誰よりもいち早く教室を抜け出していく森本先生であった。やけに楽しそうにしていたが、何かあるのだろうか?生徒達、一同はそう思っていたに違いない。


「そういや、姉さんが玲先生と飲みに行くって言ってたなー。」


「へぇー。そうなんだ。加賀美のお姉さんと森本先生って友達なんだね。」


 茜は教室をいち早く出ていた森本先生をあとを追うようにして見て そう独り言を言った。それを聞いていた隣の席の内海葵は反応を示した。今日は珍しく部活の荷物を持っていなかった。どうやら部活は休みらしい。


「内海は今日から部活休み?」


「うん。そうだよ。でも前々から勉強はしてたから、そんなに大変じゃないよ?」


 今日は金曜日であり、残りの勉強時間というのは今日の放課後、土曜日、日曜日とあまり多くは無かった。そして、この高校の非情的なところであるのは、2日程でテストを終わらせようとするところである。

 これは何を意味するのか、皆さんはご存知だろうか?そう、一夜漬けをさせない為である。真の学ぶ人間を育てるのを校訓としている高楼館学園では、一夜漬けで逃げ切れるほど甘くない。


「俺も前々からやってたけど…どうも数学がね…。」


「加賀美って数学苦手なの?意外だね。アーチェリーやってるから、風向きとか矢を放つ角度の計算得意そうなのに…。」


「あれは感覚だから。内海は数学得意だったよね?教えて欲しいなー。」


「え?皆守さんが教えてくれんじゃないの?」


 確かに、彼女のいる茜であれば、わざわざ葵に聞かなくとも、成績優秀の彼女である柚月がいる筈である。


「柚月は頭良いけど、教え下手なんだ。だからあいつに教えて貰ってもさっぱり理解が出来ないんだよ。」


「でも、皆守さん怒らないの?」


「まぁ、どうだろう…。怒られるかも…。」


 それはそうだろう。これまでのことを考えれば嫉妬しないはずがない。

 それでもテストを落とすわけにはいかなかった。


「こうなったら、怒られるの覚悟でやるしかない!」


「それって私怒られないの?」


「その時は全力で擁護するから。お願いします!」


 深々と頭を下げた茜。流石にここまでされてしまったからには、やるしかない。そう腹をくくった内海である。


「分かったわ。皆守さんに言われたら守ってね。」


「ありがとう!内海!」


「何の話をしてるの?茜?」


 喜びもつかの間、すぐにピンチは訪れた。柚月の顔を見れば分かる。可愛い笑顔も、それは表面的なもの。彼女の目そのものは全くもって笑ってはおらず、冷たい氷のような目をしていた。


「柚月!?いや別何でもないよ!?」


「本当に?内海さんと楽しそうに話してけど?」


 柚月は内海の方にも顔を向けた。彼女の表情に内海も少し恐怖を感じていた。学園でもかなりの美少女である柚月であるが、その彼女とはまた違う裏の顔に内海は何も言うことができなかった。


「内海とはテストの話をしてただけだよ!そうだよな?」


「うん?うんうん!そうだよ。普通の会話だよ!」


「そうなの?それならいいけど…。」


 彼女の機嫌を損ねることは免れたが、心臓が冷や汗をかきそうであった。


「今日、用事あるから一緒に帰れないの。」


「そうなのか…分かった。気をつけてな。」


「……。じゃあ、帰るね。」


 どこか不機嫌そうな顔をしたまま、柚月は帰っていった。教室を出る前に、内海を睨みつけた。おかしなことを起こさないようにと釘を指すようにして。


「私、皆守さん苦手だわ…。なんだろう、怖いの。」


「確かに、少し行き過ぎて恐怖感じることはあるけど…。」


「加賀美さ、どうして皆守さんと付き合おうって思ったの?」


 突然の質問に少しあっけにとられた。そして、その質問というのは彼女の事を知る者たちからよく言われることであった。


「あいつは、ああいうところがあるけど、優しいんだよ。そして俺を支えてくれる。だからかな…。」


「……。私は納得できない。あの出来事(・・・・・)があるから。」


「え…?」


 彼女の言葉に驚きを隠せなかった。あの出来事というのは一体何のことを言っているのか?もしや、中二時のことだろうか?

 しかし、あの事件を知るのはほんの一部の人間だけ、同じ中学出身である内海でも、そこまで知らないはずである。


「あの出来事って何のこと?」


「ううん、こっちの話。それよりも勉強はどこでするの?」


「そ、そうだな…。俺の家でやる?うち姉さんと2人暮らしだから変な気を使わないでいいし。」


「えぇ!?加賀美の家に…?」


 内海は思わず普段友達との会話では使わないような甲高い大声で仰天していた。

 それと同時に若干褐色の綺麗な頬は薄ら赤く染まり、恥ずかしそうであった。


「で、でも、私…。」


「やっぱり嫌だよな。ごめんな…。」


「ち、違う!!そうじゃない!ただびっくりしただけで…。」


 しゅんとご褒美を貰えずに哀しそうにする子犬のような顔の茜にを見て必死に反論をした。嫌がられていないことが分かった茜はパァーっと顔が明るくなり、ニコリと内海に笑顔を向けた。


「じゃあ来てくれるの!?」


「う、うん。加賀美がいいなら…。」


「ありがとう内海!助かるよ!」


 まるで少年のような純粋な笑みで見られるため、断ることもできず、茜の家に行くことにしたのであった。


「ふーん…。そういうことね…。浮気確定ね。」


 教室の外側のドアに寄りかかって2人の様子をしっかりと聞いていたのは、手入れの行き届いた綺麗な栗毛のセミロングの少女、つまり柚月であった。


「茜にお仕置きをするとして…内海さん…。あなたとがまさかね…。」


 その言葉を独り言のように呟くと寄りかかっていたドアから離れて廊下を歩いていった。

 その後ろ姿はどす黒いオーラが漏れており、近くを歩いている人間が思わず一歩引くほどであった。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ただいまー。」


「お、お邪魔します…。」


 ドアの鍵を開けると、人気一つなく真っ暗な廊下があった。1番玄関に近いドアを開けると、ゆったりとした空間のリビングが現れた。


「寛いでていいよ。お茶持ってくるから。」


「そんな、気を使わなくていいのに。」


 キッチンの冷蔵庫からお茶を取り出した。そして自分のコップと客用のコップに次いでお盆に持ってきたのである。


「ありがとう。」


「どういたしまして。じゃあ早速教えて貰っていい?」


 内海は持ってきて貰ったお茶を少し口に含んでテーブルに置いた。


「じゃあさっそくだけど…。」


「うん…。優しきお願いします…。」


 これからみっちりと茜の嫌いな数学と触れ合う時間となったのだった…。




「そこまた間違ってるよ。」


「え?そんな!自信あったのに!?」


「ここはそうじゃなくて、ちゃんと公式を使って解かないと…。」


 テストの範囲をやっているものの、茜の数学嫌いが顕著に現れており、公式をつかおうとしなければ、勝手な解釈で答えを書いたりと苦戦していた。


「加賀美って何でもできそうだけど、数学全くダメなんだね。今までどうやってきたの?」


「数学って教科は暗記だよ!」


「いや、違うけど…。そんなんじゃ、いつかヘマするよ?」


 内海は少し呆れた顔で笑った。数学は暗記という発想が内海には無かったためである。


「そういえば、加賀美って家族お姉さんだけだったよね?」


「うん?そうだけど、どうしたの?」


 突然、家族の質問が来て少し驚いた。内海には自分の家族構成を言ったことが無かったこともあり、どうして知っているのか少し疑問があった。


「二人だけって大変じゃないの?」


「まぁ、それは大変だけど…でも慣れたよ。」


「慣れたか…。私も父親が亡くなってね。母子家庭なの。」


「え?そうだったのか?」


 少し衝撃的だった。そして、少しだけであるが親近感のようなものが湧いてきた。本当はいけないことだと思う。しかし、それは無意識なものであった。


「うん。それでね。下の子たちが4人いるの。」


「4人も?内海の方こそ大変じゃないのか?」


「お母さんは夜遅くまで仕事してるから、家事は私がやってるの。大変だけど私も慣れてきたの。」


 うっすらと笑いながら話している内海を見ているが、茜は愛想笑いすらできなかった。彼女の大変さは茜それよりも大きかった。自分と違って、彼女には下の兄弟がいる。それなのに、あんなに部活も、勉強も頑張っている。

 今の自分の環境は幸せな部類であることを認識させられた。


「待てよ、それなら家で下の子たちが待ってるんだろ?」


「いや、今日は一番上の妹がやってくれるらしいから大丈夫だよ。」


「なんかごめんな。無理やり…。」


 大変な環境であることも知らずに、家に連れてきた内海に対して申し訳なさを感じていた。自分の身勝手さに少し嫌悪した。


「でもね、こうやって加賀美とゆっくり話せて私は楽しいよ?」


「そうなのか?でも、あんまり内海と話さないからな。」


「中学の時から加賀美を見てるけど、変わらないね。」


 彼女の笑顔をはっきりとは見たことがないが、とても可愛らしかった。はっきり言えば、自分の彼女の柚月くらいである。

 そして、あまり感情を表に出さないからこそ、その笑顔はいっそう美しい。


「2年の時だっけ?同じクラスだったの?」


「そうだよ。あの時加賀美が大怪我した時ね。私心配だったよ?」


あれは(・・)…その…。」


 あれというのは左脇腹の傷のことである。当然同じクラスだった内海はこの出来事をある程度は知っている。


「あの時の皆守さんは凄かったよ。姫柊(・・)さんをね…」


「内海。やめてくれ。それ以上は…。」


 内海が何か言おうとした時、茜の声がそれを制止した。茜は顔を歪めて辛そうにしていた。


「ごめんなさい。私無神経で…。」


「いや、内海は悪くないよ。そもそもの原因は俺にあるから。」


 そう、この事件は茜にも原因があると言えるものであると自分で自覚していたのだ。だからこそ、内海を責める理由はない。すべて自分の招いたこと。自業自得である。


「でも、姫柊さん。今どこにいるんだろうね…。」


「俺も分からない。ただ、幸せだったらいいな。」


 姫柊こと清香のことも茜は正直気がかりであった。いなくなり、存在を忘れるかと思えばむしろ余計に考えてしまう。清香は茜にとってはもう一人の幼馴染であるから。


「あら?もうこんな時間!」


 リビングの壁に掛けられている時計を見て驚いた。針は既に7時を指していた。勉強と話に夢中で時間のことを忘れていたのだ。


「あ、姉さん帰ってくるかな。そうだ。ご飯食べていく?」


「いやいや、とんでもない!多分妹が準備してくれてるから帰るよ。」


「分かった!じゃあ送っていくよ!」



 流石に初めて家に入った人の晩飯を食べるのは烏滸がましいと考えた内海は帰ることにした。しかし、内海は少し寂しそうな顔をしていた。

 茜は家に帰るという内海を家まで送っていくことにした。





「女狐が…。私のものに触れるなんて…。」



 茜は内海を送るために、玄関を出て帰り道を共に進んでいた。その茜の家の塀の前に立つ電柱に誰かが二人を影に隠れつつ見ていた。

 その目はまるで殺人者のごと血走っていた。


「あ、ここまで大丈夫だよ。」


「家まで送らなくていいの?」


「ここ少し進んだら直ぐだから、大丈夫!」


 心配そうにしている茜を安心させるためニコッと微笑んだ。実際あと少しで家にはつくため、暴漢に襲われる心配はない。そう考えていた。


「分かった。じゃあ気をつけてね?また明日!」


 内海が背を向けるまで手を振り大丈夫だと思った茜は自分の帰路へとついていった。


「今日はあんなに加賀美と喋れたなぁ。でも、もう少しいたかったな。」


「へぇ…。そんなに嬉しかったんだ…。じゃあそれを思い出にしてあげようか?永遠(・・)のね!」


「え?」


 独り言を呟いていた内海であるが突然その独り言に入ってくるように、誰かの声がした。そしてその声の方向を見るとフードを被った自分より少し小柄の人が刃物をこちらに向けて向かってきた。


 ザクッ!


「きゃあぁぁ!」


 その悲鳴と共に彼女の右腕を刃物が切り裂いた。彼女の反応が早かったおかげか、傷は深くはなかった。

 とはいえ、片腕を負傷しているのは少しまずい状況であった。


「しねぇぇぇ!!!」


「いや、誰か助けて!!!」


 大声を出して助けを呼んでも近くには誰もいない。茜も帰ってしまった今、詰んだ状況である。


「(助けて!!お父さん!!!!)」


 絶対絶命の状況に目を瞑って亡くなった父に助けを求めるしか無かった。


 ガツッ


 振り上げられた刃物を持つ手を誰かが掴んだ。そして何もしていない手の方で羽交い締めにした。


「か、加賀美!?」


「大丈夫か!?内海!?」


 そう、内海を助けたのは先ほど帰ったはずの茜であったのだ。


「ど、どうして?帰ったはずじゃ?」


「後ろの方から叫び声がしてな。来てみたらこれだったのさ。」


 内海は泣きそうな顔で震えていた身体から安堵の表情に変わった。それほど怖かったのである。何せ、命が狙われていたのだから。怖いに決まっている。


「おい、お前。俺の友達に何してるんだよ?」


「くっ!邪魔をするなぁ!!!」


 フードの人間は足を払おうとしてきたがすぐさま反応をした茜は逆に足を払い、態勢を崩した。

 今まで電灯の光があたらない位置にいたのが、崩れたことにより光があたった。


「これは?刃物…?」


 茜はフードの人間の持っていた刃物を見た瞬間身体中から冷や汗が出てきた。それだけではなく、震えが止まらず、思うように身体が動かせなかった。


「加賀美?」


「はぁ…はぁ…はぁ、クソっ!!」


 震える体を必死に止めようとしたが、そう簡単には止まらない。むしろ余計に力んでしまい震えが強くなっていった。


「加賀美!しっかりして!?どうしたの!?」


「今度こそ、終わらせる…。」


 刃物を再び握ると照準を内海に定めて、振り下ろしてきた。加賀美に気を取られていた。内海は反応が遅れてしまったのだった。


「うっっ!!!」


 この恐怖に逃げるようにするしか無かった。


 グシュッ!!


 何かが刺さったような鈍い音がした。しかし、自分には痛みがどこにも感じることは無かった。不思議に思って目を開けると、そこには震える体で自分を庇って

 左肩を負傷した茜の姿があった。


「加賀美!?!?」


「うっっ!!!内海。大丈夫か?」


「え……?」


 フードの人間は呆然としていた。何故かは分からない。しかし、信じられないような反応を示していた。


「ど、どうして?その女を…なんで?」


「おい!何をやっているんだ!!?」


 見回り中の警察官が茜のたちの前に現れた。それを察知したフードの人間は悔しさを滲ませながらその場をあとにして行った。

 その後、警察官に助けられた二人は病院へと連れていかれて、傷の治療をしたのだった…。



「内海。怪我の方は?」


「うん。大丈夫だよ。そんな深くはないから。何日間かじっとしとけば治るって。」


「そうか。良かった。」


 怪我の具合が悪くなくてほっとしていた茜だった。しかし、実際は自分の傷の方が大きかったのだった。あと何センチかズレていたら左肩は動かすことが出来なくなっていたらしいのだ。


「ごめんね…加賀美。こんなことに巻き込んじゃって…。」


「いいって!気にするなよ。命が助かったから良かったよ。」


 泣きそうになっている内海の頭を撫でた。優しく頭を撫でて安心させようとしたのである。その行為に内海は余計感情が高ぶったのか思わぬ行動にでた。


「え?う、内海!?」


 彼女は茜に抱きつきその胸に顔を埋めた。そのあまりにも彼女らしかぬ行動に戸惑いを隠せなった。

 しかし、彼女も余程怖かったからであると納得した茜は、怪我している左腕の方で優しく抱き寄せて右手で頭を撫でた。


「ありがとう。加賀美…大好き…。」


「うん?なんか言った?」


「ううん。何でもないよ。」


 内海が自分の胸に埋めて何か呟いていたのを聞き取れなかったため、もう一度聞き直した。しかし、悪戯な笑みで何も無いと内海は言ったのだった。

 その後、茜は姉の翠が迎えに来て、内海の方には一番上の妹が迎えにきたのである。





 暗い夜道をひたすら逃げていた。何者かに追われている訳では無い。ただ現実というものから逃げようとしていた。


「どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして…どうして!?!?」


 納得のできなかった出来事に自らの唇を血が出るほど噛んでいた。自らの望んでいた結果にならなかったことに苛立ちを隠せなかった。


「私は何も間違ってない。私は正しい。じゃあ誰が間違っているの?アイツよ…あの女狐。殺す殺す殺す殺す殺す殺す!!!」


「あらあら、随分と荒れてるわね。ふふ。」


 フードの人間に対して突然誰かが暗闇の中から話しかけてきた。


「っっっっ!!!!!?」


 フードの人間は話しかけてきた人物の姿を見た暗闇の中に気持ちばかりの薄明かりの電灯の光がその人物にさしていた。

 しかし、その姿を見た瞬間凍りついていた。それは、まるで存在するはずのない幽霊を見たような感覚であったのだろう。

 長い髪のシルエットからして恐らく女性である。


「久しぶりね。裏切り者(・・・・)。ふふふ。」



 長い髪のシルエットの女性は冷たい口調と不敵な笑みでフードの人間に対して放った。





少し長かったと思いますが、私としては、一つの更新を長くした方が良いのか少し迷っています。

どなたか意見をください。


また評価や指摘、感想があればお願いします

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