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「最近、この地球は、光の存在である人間たちが核の部分である希望を忘れている。ヒミコや、お前に出来ることをやってきなさい、お前の力で、また光が希望で輝けるようにするのだ」と、らその神様が言う。
「どう輝かせればいいのか方法を教えてください」
「ヒミコよ、それはお前が一番知っているはずじゃ、この水色のユニコーンをお前に渡そう」
そして今、私の右肩にいるのが一角獣のナンクル。
ユニコーンは色々な大きさに変身することが可能で、瞬時に移動することも出来たりする。
なんといっても、
私の応援を陰でしてくれてくれたりするのが本当に心強い。
実は、このナンクル、地上の世界でも一緒にいてくれる。
今この場にいなくても心の中で「ナンクル来て」ってお願いすると「はい、はーい」って、私のところに、来てくれるのだ。
但し、他の人には見えないのだけれども。
そういうところも、魔法使いになれたみたいで嬉しく感じているのだ。
ナンクルは私が間違った考えや行動を起こしそうな時、実際に起こしてしまって上から、罰を受けてしまった時には、こういう事がよくなかったからだよと、教えてくれる。
ナンクルが私のとこに来てくれる前は、罰を受けてもなんで私だけこんな風に罰を受けなきゃならないのってふてくされたりしていたけど、
「ヒミちゃん違うよ、そうじゃなくて、これを知ったことで先に起こる大事件が小事件に変わったよ?」
と言うナンクルの教えで、私の心の持ち方が随分変わったなって思う。
肝心な課題である「光の存在である人間に希望でまた輝かせる方法」はまだは分からないのだけれど。
「ナンクル、光の存在の希望を輝かせるってどういうことなのかな?」
なんて聞いてみても、
「さあねぇ、僕にも分からないよ」
とナンクルは、すっとぼけているのか本当に分からないのか分からないけれど大きく首を横に振ってそう答える。
「ナンクルにも分からないことが、私に分かるはずないよ。」なんて言うと、