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ド派手そのⅤ

ども、雪花です。

現在私はとあるテロ軍団の基地のあるであろう氷山の惑星ほし『ポルヴァラオ』の亜寒帯地域に来ております・・・・寒い・・・

亜寒帯って確か日本の北海道らへんとおなじ区域になってんだよね?

どう考えても-50度とか北海道ででる温度じゃないよ!!

惑星内での温度の計りかた自体違うのかな~?

まあ、氷山の惑星って名前がついていた時点でなんとなくは予想出来ていたけどさ。

「大丈夫ですか?雪花大将」

「え?うん、大丈夫」

シラキ君、有り難う。

この人この前私が会ったとき門番だったのにどうやってここまでのし上がって来たんだろう?

ま、いいか♪少なくともうちのエリート(笑)よりも頼りがいありそうだしね♪

よし、メンバー全員集まったぽい。

では・・・・

「作戦確認しよっか。現在私達は奴等テロリストの基地があるであろう場所から約300キロメートル離れた場所で待機しているよ、中将からの話しによれば奴等は基地の門周辺に赤外線レーダ等の索敵機を多数設置しているみたいよ。つまり、正面突破は自殺行為ってこと。だから今回の作戦はシラキ君と紫音が敵拠点の裏から回って、後続の爆撃部隊が攻撃を仕掛けられるように敵拠点でもっとも重要な施設にこれを仕掛けて」

そう言って私はある物をシラキ君に渡した。

見た目はどう見てもただのダンボールだけど、確かな重みがある奇妙な箱。

私が渡した物はそんな物だった。

「雪花大将、これは?」

「座標を教える為のレーダ装置♪少なくとも電探には引っ掛からないように細工してあるよ」

「これを仕掛けるのですね、了解しました」

うん、紫音はいつも淡々としているな~。

「はあ!?大将殿!そんなヘッポコどもにそんな重要な任務任せて良いのですか!!絶対にヘマやらかしますよ!!」

うわ~でた~口先だけの我等が案山子エリートどもの挑発的言動。

取り合えず黙らすか。

「黙れこのヘタレ!エリート(笑)!この前のテロリストの隠れ家(ド派手そのⅠ参照)を潰すとき敵前逃亡したお前らよりはまだヘマするわけないでしょう!馬鹿?馬鹿じゃないの!?」

「いやでも、いくらなんでもアイツらRPG持ってたんですよ、流石に我々でも・・・」

「女の子一人置いて敵前逃亡するような腰抜けはヘタレで十分よ!!玉着いてんのあんた達は!えぇ!?」

あー本当もう思い出すだけで腹が立つ!!

本当なんでうちの部隊はこんな腰抜けヘタレしかいないのよ!

その点、シラキ君には期待してるんだけどね~。

「あの、雪花大将・・・」

「あ~シラキ君?私は期待しているからね~。そこの腰抜けどもとは違うってね☆」

転生のおかげて究極と言っていいほど可愛くなったスマイルアタック!!

相手はデレる!!

「え、あ!はい!!///」

よし、これで失敗することは無いでしょう。

女の子の笑顔は犯罪的やでぇ~。

・・・さてと、時間が来ましたし、作戦開始と行きますか!!
















私の名前は紫音、マスター羅畏堂雪花に遣えるドロイドです。

今私はマスターに任された重要な任務を遂行中です。

その任務により、私は今、シラキという兵士と共に、雪に紛れ、テロリストの基地の裏門に回りこんでいます。

「こちら紫音、ターゲットポイントに到着・・・任務を開始します」

「同じくシラキ、任務開始します!!」

シラキも覚悟ができたみたいですし。

殺りますか・・・

私はまず、手に持っているスナイパーライフルを構える様に、シラキにつたえます。

「見張りが二人・・・・3、2、1で打ちます。左は私が殺ります、シラキは右を」

「り、了解!(俺のほうが階級上なんだけどな~)」

スコープを覗く、裏門の上の見張り台に、二人・・・風は無風、湿度はそんなにない。

なら角度はこれくらいで・・・・

「・・・・3・・2・・1・・・!」

プシュッ!!

消音器具サプレッサーの付いた、私達のライフルが、的確に彼等の頭を撃ち抜いた。

シラキが殺った敵も・・・少なくとも倒れはした。

「エネミー、ダウン・・・行きましょう!」

「了解!」

純白の雪を私達は駆け抜ける。

雪が、私達の足を埋めていく・・・

私は、自分の長い髪を、ふわりと乱しながら、次のスナイピングポイントに移動した。

次のポイントは、結構な数の敵兵がいる。

数は・・・・右の倉庫に5人、左の高台に2人、奥にある戦車付近に3人・・・これは無理ですね。

少なくとも、高台の敵を討ってから、他を殺ったとしても、いずれ死体を見つけられる。

今、この状況ではここの敵は誰一人殺せない。

諦めるしかありません。

「行きましょう、今は無理です」

シラキに理由を伝え、移動する。

その次のスナイピングポイントは、例の重要私設らしい場所。

マスターがおっしゃる通りなら、ここにこれを・・・

私は自分の背負っているダンボールに視線を移す。

この中にあるレーダを、あそこに仕掛ける。

その後は脱出、すぐに航空隊の爆撃が始まる。

それでこのミッションは終了。

「敵兵は10ちょっと居ますが、順番を間違えなければ問題ありません。

シラキ、貴官がもっている私の『バレッタ』を」

「了解!!」

彼が背中に掛けてあった、アタッシュケースの中身を取り出す。

中に入っているのは、私が使っている愛銃『バレッタ』。

折り畳んでいた相棒バレッタを元に戻し、そしてスコープを覗く。

「グットナイ……」

引き金を引く、凶弾が兵士を撃ち抜いた。

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