表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
53/424

第53話 添い寝

 ラピスが掛け布団を持ち上げ、中に入った。


「ほら、ルリルリ!」

「ちょっと、押さないでよ!」


 リンに押され、私はラピスが入るベッドへと強制的に潜らされた。

 しかも……。


「ほな、瑠璃はんこっちや」

「ななな、なんで腕掴むの!?」

「いや、こうしないと入らんやん」


 ラピスが私の方腕を掴み、こちらに近づいてきた。

 ラピスの体温暖かいな、ちょうど寒くなってきたし……ってそうじゃなくて……。


「じゃあ、アタシはルリルリの上!」

「上!?」


 リンが掛け布団を思いっきり持ち上げ、私の上に乗っかってきた。

 リンが私の上に乗っかり、まるで抱き枕を抱くように私の体を包み込む。

 リンの体温も暖かい……汗かいちゃうかも……ってああもう! 何考えてんの私!


「ノンノン! これでノンノンのスペースできたよ!」

「ありがとう……じゃあ……失礼……する……」


 そ、そうだ、これはキセノンが狭いベッドに入るための措置だ、仕方がない、仕方がないんだ……。

 それに私たちは女同士、何らおかしくはない、おかしくはないんだ……。

 キセノンが私のもう片方の腕を掴む……キセノンの体温は……予想通りというべきか、かなり低いように思えた。


「えへへ、ノンノンの翼、やっぱり暖かいね!」

「ありがとう……リンちゃん……瑠璃ちゃんは……どう?」

「あ、うん……暖かいよ」


 キセノンは私たち3人を覆いつくすように、翼を被せる。

 ラピスとリンの体温が高いのも相まって、なんというか……バランスが取れている。


「どう? ルリルリ? 眠れそう?」

「う、うん……」

「アタシ……バリ重かったりする?」

「だ、大丈夫……」


 リン! 耳元で囁かないで! 緊張で眠れないから!


「なんや? なんか脈拍上がってへんか?」

「いや……こう密着してるとね……」

「別に躊躇すんなや、女同士やろ?」

「そ、そうだけど……」


 皆、野営してるとか言ってるけど、普段からこうやって密着して寝てるのかな?

 じゃあゴルドも一緒に? ……うーん、なんかそう考えると複雑かも。


「瑠璃ちゃん……何か考えてる?」

「な、なんで?」

「顔が……険しい」

「べ、別にくだらないことだよ」

「くだらない……こと? それって……何?」


 キセノンが耳元で質問攻めをする。

 や、やめて……恥ずかしいから……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ