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第338話 市役所の中

「さて、ようやっと入口だね」


 道を切り開き、私たちは市役所の入り口前まで着いた。

 後ろにいるサンルート人の人たちもすぐそこまで迫っていた。


「さぁ、あんたらは早う中に入り!」

「この辺りは俺たちが何とかするさかい、中にいる人たちを助けるんや!」

「わ、わかりました!」

「よっしゃ! ほな行くで!!」


 ラピスのご両親は、市役所の周りにいるモンスターたちの殲滅を開始した。


「よーし! 先へ急ごうよ!」

「そうだね! 行こう! みんな!」


 私たちは武器を構え、市役所の中へと入っていった。



「……早速お出迎えってわけね」


 中に入ると、待ち構えていたかのようにコボルトの大群が集結していた。


「暗闇の中でなきゃどうってことないぜ!」

「せやな、こんな奴ら、さっさと蹴散らすで!」

「うん……全て……塵にする」

「援護はアタシに任せて!」


 よし、みんな準備万端って感じだね。


『よぉーし! 俺も頑張るぜ!』

「クロムも準備万端だね! よし! 行くよ!」


 リンは入り口前でボウガンの準備をし、残る私たち4人は突撃を開始した。

 コボルトたちも爪を立て、突撃してきた。

 私が先陣を切り、早速スライディングをお見舞いした。

 複数のコボルトが宙を舞い、私はそいつらに目掛けて刀を振るった。

 奴らは一斉に煙に変貌した。


「瑠璃はん、やるよのぉ! ならウチも!」

「私も……」


 ラピス、キセノンも私と同様に奴らにスライディングをお見舞いした。

 そして、両手を軸に逆立ちになり、コマのように回し蹴りを披露した。

 宙を舞うコボルトたちはコマの餌食となり、数回転したのちに、周りにいたコボルトたちに激突した。

 そして奴らは、一斉に煙となった。


「よっし! ワシもやるぜ! おりゃああああああ!!」


 ゴルドは斧を振り回しながら前進していき、豪快に数体ずつ処理していった。

 その攻撃はまるで狩人のようで、私も感化され、刀を振り回し、コボルトどもを殲滅していった。

 攻撃を繰り返す中、リンは遠距離から、2階、3階にいるコボルトどもをスナイプしていった。

 矢は上に放つと、複数に分離し、誘導弾のようにコボルトへとまっすぐ向かって行った。

 そうこうしているうちに、敵は跡形もなく散っていった。


「よし! みんな! 階段で上に行くよ!」


 私たちは敵がいないことを確認すると、階段で上へと向かった。

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