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第37話 避難指示解除

「ふぅー……終わった……」

「ルリルリやるじゃん! 2回目なのにもう終わっちゃった!」

「皆のおかげだよ」


 ダンジョンから出たら……既に朝日が昇っていた。

 朝までダンジョンに居たのか……通りで眠いわけだ。


「それにしても……ダンジョンっていったい何なの? なんで急に……」


 ラピスは分かってないことが多いって言ってたけど、こんなゲリラ的に出てくるものなのか?


「ダンジョンってのはな、何らかの事情で魔力が集まると出現するもんなんや」

「なるほど……それを止める方法はないの?」

「残念ながら無いんや……せやからこうやって出現したら片っ端から潰すしかないんや」


 ラピスは現状知っている情報を教えてくれた。

 そうか……そういえば最初に助けてくれた猫さんも、「ダンジョンを潰すのが仕事」的なこと言ってたっけ?


「恐らくだが、この辺のダンジョンは、他の探索者が潰している可能性があるかもしれないぞ」

「他の探索者?」

「あぁ、探索者はワシらだけじゃない、世界中に沢山いる……と言っても、サンルート王国がないここで、どのくらいいるのやら……」


 なるほどなぁ……。

 皆がいた世界では、そういうのが当たり前なんだ、だからこんなに冷静なのだろうか?

 そんなことを考えていると、携帯にメッセージの着信が入った。


『瑠璃ちゃん、地震の被害がそこまででもないって判断されたので、避難指示が解除されたよ! 駄菓子屋で待ってるからね!』


 ……叔母さんからだった。

 試しにネットニュースを見ると、奇跡なのか偶然なのか、地震で倒壊した家もなく、津波の心配もないとのことなので、避難指示が解除された……本当に大丈夫なのだろうか?

 地震の被害はそうでもないとは言っても、ダンジョンが出てくるかもしれないのに即解除って……まぁ、留まっててもしょうがないとは思うけど。


「皆、駄菓子屋に行こう、叔母さんが待ってる」

「やったぁ! ルリルリの家に行けるんだね! バリ楽しみ!」

「とりあえず、風呂貸してほしいわぁ」

「よっしゃぁ! 琥珀さんに報告しなきゃな!」

「ご飯……食べたい」


 皆暢気だなぁ、元の世界では日常的だから慣れてるのかな? ……まぁいいか。

私は4人を連れて、駄菓子屋へと向かった。


第2章スタート!

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